ひとこと・ふたこと・みこと


「ほとぼりが冷めたらまたくりかえす!?」

町田市議会政務活動費裁判での「違法支出!判決確定!」以降の町田市議会の態度で、私が真っ先に感じたことは、「ほとぼりが冷めたらまた繰り返すのではないか」という不安だ。町田市議会として、市民に事実を報告し、詫びを入れ、二度と繰り返さない為の仕組みを作るとか、しない限り、この件はその内に消えて無くなり、裏金作りに邁進する国会議員の様になるような気がしてしまう。


「3月1日の新聞報道以降、町田市議会の議会だよりを見ているけれど、町田市議会としてのコメントすらないわね。近頃は頻繁に立派な紙を使った市議会議員のニュースが入るけれど、誰一人この不祥事についてのコメントはない。研修旅行や自身が参加した地域活動のことばかり。「違法支出!判決確定!」は、なかったことにしたい気持ちが見え見え。」
「兵庫県知事のパワハラ事件は、兵庫県議会の議長が、議員に対してのアンケート調査をしたことで、やっと実態が見えてきたのですもの。町田市議会は裁判の当事者であるからこそしっかりと市民にメッセージを送らなければならないのに。」とは、友人の弁。

そして最後に、「次の選挙で投票する人がいない!議会なんていらないんじゃないの」の言葉に、思わず絶句してしまう。何かがおかしい、何かが変だと感じている市民は多い。
第17期町田市議会改革調査特別委員会がどういう議論をするのか注視している。

F.T

「みんな(全会派)で渡れば怖くない」状態の政務活動費!?

町田市議会では、議員報酬以外に町田市議会の会派に対して、政務活動費として月額一人6万円が支給されている。提出される領収書は年間数千枚に及ぶ。使用目的で特に多いものは市民相談・現地調査・打ち合わせ等々である。「市民相談」「現地調査」「打合せ」というスタンプが押されている領収書の中身は、駐車場代、ガソリン代、タクシー代、高速料金、公共交通機関料金である。その領収書の山を見て、議員は年に何回市民相談、現地調査、打ち合わせをしているのか関心を持ち、一枚ずつ調べてみた。その結果、常識では考えられない様な実態が見えてきた。この実態に疑問を持ちつつも解明するすべはなく、やむなく東京地裁に提訴をすることになり、今月で2年半になる。

2000年以降、町田市議会を傍聴し意見を述べ続けてきた市民には、議員がどんな活動をしているか大方の察しはついている。だからこそ、この政務活動費の使い方は納得できない。法廷に苦し紛れの回答を提出する姿勢は、情けなく暗澹たる思いである。投票に行くことが民主主義を守ることに繋がると信じて、足を運ぶ有権者は多い。しかし選ばれた議員は、当選してしまえば、4年後の次の選挙の準備に余念がない。他市はもとより、県、国の選挙にも駆けつけ、お互いに当選するべく協力し合う。本業の議場では居眠り、パソコンを開けて内職?発言時には持論をとうとうと述べ質問をしない、議場の外では政務活動費を「生活費」にかえて、選挙活動に余念がない。「みんな(全会派)で渡れば怖くない」状態になってしまうと、全て、正当化してしまうものらしい。

いま、世界・国のみならず地方自治体に於いても難問が山積し、政治力が求められる時代である。姑息な発想はやめ、広く社会を見つめ、政治家としての、自律と品格をもって、資質の向上に努めて頂きたい。このことは全ての有権者の願いである。

F.T

ロシアのウクライナ進攻に思う

まさか「第三次世界大戦」が現実味をおびる日がこようとは…と多くの人が絶句したロシアによるとウクライナ進攻。いったん起きてみると、何処でも起きる可能性を孕んでいるという声も多い。 確かに地政学的に見れば一目瞭然、今関心を集めている2大国の懐に抱かれているような我が国が、この先安泰に過ごしていかれるのかと不安を抱くのは当然かもしれない。 国の命運を司るのは、紛れもなく政治、政治家である。武力で戦争に踏み切るのも、話し合いで踏みとどまるのも、政治家の技量にかかっている。その政治家は、選ぶ国民の技量に委ねられている。

私たちの暮らしは、国、県、市区町村に至るまで、議会制民主主議を基盤として成り立っている。近ごろこの基盤が揺らいでいることが心配だ。町田市の本議会を傍聴をして気になることは、私たちが送り込んだ議員が、本議会で市長から提出された議案の審議よりも、雑談もどきの長時間の演説をすることが常態化していることである。居眠りは言うまでもない。

他市に於いては、すでに議会基本条例を制定し、その達成度合いの検証を専門家、大学生など外部から評価をしてもらい、市民に公開している。日々試行錯誤をしつつ、進歩を遂げる努力をする姿は市民の安心につながる。

(詳細は町田市政を考える会・草の根ニュース№57をご覧下さい)

もし選挙に当選することが政治家の終着点だったとしたら、納税者はたまったものではない。町田市においても、一日も早い議会基本条例の制定を願いたい。

F.T

2019年12月16日 議員の皆さん”政務活動費”の議論をして下さい!!

議員の皆さんに「地方自治法」を語るのは釈迦に説法かもしれませんが、あえて言わせて下さい。

政務活動費は、「議会の活性化」・「審議能力向上」・「議員の政策提言に有効に活用される」に使われるものです。 個人対個人の相談事に応える為の活動の費用ではありません。 政務活動の為の情報収集をしていると仰るかもしれませんが、本当にそうであれば、政策提言に生かされ、活用されているはずです。 支持者に呼ばれて出向くものや、私的な相談事は選挙活動ではないのでしょうか。そうであれば自費で処理するべきものと思います。

いま、議会改革調査特別委員会において、政務活動費の按分率等の話し合いが行われていますが、「木を見て森を見ず」の議論に終始しています。 政務活動費は市民の税金です。その使い方を是非議論して頂きたいと思います。 この議論があって初めて、「議会の活性化」も、「審議能力の向上」も「議員の政策提言に有効に活用」される筈です。 そして、その姿を是非次世代の若者に見せていただきたいと思います。

F.T

2019年11月6日 住民監査請求を提出しました

「桜を見る会」で国会が揺れています。 与党の特権となってしまったこの「会」に集まる批判は様々ですが、 国民から見ると、やはり税金の使い方としての疑問が残ります。


身近な町田市議会の政務活動費に於いても、税金であることの認識の欠如からか、使い方が乱雑になっていることが気になります。 選挙中「皆さんの血税を無駄にすることのないように、しっかりチェックして・・・」という候補者の言葉を記憶している市民には、 当選後の行動とのギャップがあまりにも大きく、市民感覚としては納得し難いものがあります。


このギャップを埋める手段として、「監査請求」という制度があります。 民主主義の特権ともいえるこの制度、市民にとってはハードルが高く、それなりの経費と膨大な時間もかかります。 しかしこのまま黙って見過ごしていては、有権者としての責任を放棄したことになります。平和・福祉社会の要求も大切ですが、 自らの税金の使い方のチェックもせず、見つからなければ良しとする議員の常識をそのままにして、市民の要求は実現するのでしょうか。


議員を選出した有権者として、この状態を改めることなく、次の世代に継承されることがどうしても納得できず、意を決し、監査請求を提出しました。 私たち「町田市政を考える会・草の根」は、この10年、税金を正しく公平に使うことは、草の根のように大地に根を張り、 健全な市政を育んでいくものであると信じて活動をしてまいりました。この度の監査請求提出は、これまでの集大成のつもりです。 決して政党や、個人批判をするものでないことを申し添えておきたいと思います。

F.T

国会でも「ペーパーレス化」議論本格化・・・???

新聞報道によると、衆参両院の印刷関連費は年間12億円に上るという。もしペーパーレス化によってこの関連費用が削減できるのなら、願ってもないことですが、事はそう簡単ではありません。文書の電子化が進んでも、紙ベースで手元に置きたい議員もいれば、印刷にしておく必要がある文書もある筈です。 一見理想的に見えるタブレット導入による「ペーパーレス化」、一足早く導入した町田市では、放置できないとんでもない弊害が生じています。

弊害1

ペーパーレス化と言いつつも、実際は紙ベースの資料が欲しいという要望が殆どであること。


弊害2

タブレットもパソコンも機能は同じであること。すでに本会議中にアダルトサイト・株式・ヤフー・メール等への検索記録が存在している現状があること。


弊害3

議会は質問者対答弁者の一対一のものなので、当事者以外は何をしていても良いという認識を議員が持っていること。その証拠に、国・県・市町村に於いて、議会中の読書・雑談・居眠り・離席等の行為が常態化していること。
議場にあっては、一分一秒が税金で支払われているという認識の欠如の弊害。

すでに導入している地方議会のこれらの弊害を検証することもなく、あたかも議会改革をしているかのようなふりをして、税金でタブレットを支給することは、納得できません。もしも議員の先生方に良識があるならば、政治家らしく、性善説などという精神論ではなく、外部との接続を切る、紙ベースで資料が欲しい場合は自らプリントアウトする等の法的な拘束をかけるべきだと思います。

いま官民挙げて、働き方改革・消費税アップの必要性の議論が活発になっています。無駄のない有効な働き方や、税収の減少への対応、有効な税金の使い方を模索しています。
この事を本気で考えているならば、まず国民の代表である国会議員が、国民が納得する税金の使い方を自ら示してほしいものです。

PDFの新聞記事:読売新聞,朝日新聞



F.T

行ってみました‼ “谷戸池公園冒険あそび場”

頭を寄せ合っていても会話はなく、動いているのは指先だけの子供達の姿、 近ごろのハイテクノロジーづけの子供の遊び方に、疑問を持っている大人は少なくないと思います。 「このまま大人になってしまってよいのだろうか?」と、気にかけつつも、その横を通り過ぎる日々でした。


町田市の冒険遊び場事業については、以前草の根でも取り上げたことがありました。 我が家のすぐ近くに、『谷戸池公園 冒険あそび場』ができたこともあり、休日に訪れた孫と行ってみました。


見守る担当者の目が届く広さのあそび場には、今の季節ならではの落ち葉プール・斜面に張られたり、 大木から下げられたロープ・備えられたテーブルには金づちや鋸や木切れ・砂場などが用意されていました。 そこには子供たちの生き生きとした顔、俊敏な動き、高笑い、小さい子どもへの気遣いなど、懐かしい子どもの姿がありました。


受付で戴いたパンフには、『自然のままの環境を活かし、子どもたちが自由な発想で遊べる広場です。 基本は「自分の責任で自由にあそぶ」。傷害保険には加入していません。 冒険あそび場の趣旨・目的をご理解いただきご参加ください。 地域の中の子供の居場所・世代を越えた交流の場・挑戦する気持ち・危険を予知する力・「作る」から」「片付け」まで』と、 書かれていました。また、手作りの入口の看板には「けがと弁当自分持ち」とありました。


取り組みからまだ日の浅い冒険あそび場、長い間には波風が立つこともあるかと思いますが、 子供にとって「冒険」と「あそび」は人間形成の上で必須です。 子どもの為になることは、親の為になることであり、地域や社会の為にもなることです。 息長く続くことを期待しています。



F.T


『よそ事』ではない、『政務活動費の使いみち』

各地で政務活動費の不正使用が問題視されている。 政務活動費は、いまや一政党の問題でもなく、一地域の問題でもなく、一個人の問題でもなくなっているようだ。


私たちは、納めた税金の使い道をチェックし、安心・安全な生活を守って欲しいとの思いで、「選挙」という手法で政治家を議会に送っている。 しかし、その政治家が「税金を使わせてもらっている」という認識がないとすれば、議員報酬も政務活動費も、当選すれば自動的に入ってくる「金」にすぎない。
税金は国民の汗の結晶などという認識などかけらもないのかもしれない。


  では私たちは何のために政治家を議会に送り込んでいるのだろうか。 「支持政党を勝たせるため?」「国民の義務だから?」「税金の使い方をチェックして欲しいから」等々、想いは様々かもしれない。 しかし政務活動費もまともに使えない政治家、市民から疑義が出たときにきちんと応えられない政治家に、税金の使い道を厳しくチェック出来るとは到底思えない。


こういう政治家を、議会に送り続けている国民の責任は、政治家以上に重いことを一人一人が認識しなければ、 そのツケはいずれブーメランのように、私たちに帰ってくる。そうならない為に、先ず足元の実態を知る努力をすることが第一歩だと思う。



F.T


最新版「町田市議会だより」(№205)あれこれ

まず目に飛び込んできたのは、トップページの「新しい熱回収施設等の外観イメージ」の大きな写真。 その写真の横には、早稲田大学マニフェスト研究所「議会改革度調査」で「7年連続、都内№1」の文字。 最下段の隅に「政務活動費の会計帳簿様式を統一し公開へ」の文字が…?!

裏付け調査のないアンケート調査のデータは信憑性がない!?

長年、本会議・委員会の傍聴を続けてきた草の根メンバーとして、この「議会改革度調査」に疑義を覚え、 2015年6月1日以降、電話や手紙、また直接数回マニフェスト研究所に出向き、内容の真偽を問いただした。 その回答は、「大量の回答の真偽をチェックすることなど出来ない」というものだった。さらにその姿勢に対する責任を指摘すると、 「この調査はランク付けを目的としたものではない。この調査結果を参考にして、より向上して欲しいだけです」との言葉が返ってきた。 2015年10月1日、町田市議会のアンケート虚偽回答について告発してきたが、 早稲田大学マニフェスト研究所も町田市議会も、全く問題なしと、無視し続けている。

大学・研究所の名を語る以上、回答書のチェック、裏付け調査は当然の事ではないかと思い、現役の大学生に聞いてみた。 「アンケート調査を実施した場合、その回答の裏付け調査をしなければ、当然データとしては使えない」と即答。

議会改革度のランキングの順位を上げようとするあまり、点数を取りやすい改革に終始している町田市議会?!

「議会だより」の紙面を大きく割いて、議会自らが議会改革度調査の解説を書いている。 その内容からは、一定の予算と、議会事務局の体制の上に甘んじている町田市議会の姿が見えてくる。
早稲田大学マニフェスト研究所・議会調査部会のプレスリリース(2017年6月16日付)の文書では、 上位の3議会の共通項として、

①計画・検証:議会基本条例の制定と検証、実行計画の作成
②政策サイクル:住民との対話から政策提言につなげる仕組み
③外部サポート:大学や学識者などの専門的知見を活用している
が紹介されている。
ところが、「議会改革度調査」で「7年連続、都内№1」の町田市議会には、このような動きは皆無である。

なっ何?「政務活動費の会計帳簿、様式を統一し公開へ」ですって??!

税金の使途についての重要な記録である、会派の会計帳簿に至っては、町田市監査委員が2014年に行った監査でも、 当時13会派に係る政務活動費の各会派の会計帳簿について 「会計帳簿の整備を確認出来たのは1会派、 2会派については不備があったものの確認できたが、 これらを除く会派については不明」と報告されている。 その後の町田市議会議員の発言等では、 「ある」という。
町田市政を考える会・草の根が、町田市議会に情報公開を求めれば、 「ルールがないから・・・」「議長への提出義務がないから・・・」  との理由で、会計帳簿は「不存在」の回答。この回答を不服として、現在、『町田市行政不服審査会』に審査請求している真っ最中の事案。 7月20日の議会運営委員会で公開することに決定したという。 早速当日の議会運営委員会の録画を見てみたけれど、請願の審査のみ。なんとも解せない。



F.T


『だんまり』を決め込む町田市議会…?!

世界各地で、「対岸の火事」では見過ごされないようなことが起きている。 それぞれの国が抱える問題の原因の元は、大国でも小国でもそう違いはない。 つまるところ、安心・安全・平等に暮らせる社会・国家であって欲しいと願いつつも、 その思いが為政者に届かない不平・不満に対する憤りではないだろうか。


私たちは、安心・安全な暮らしを期待して一票を投じて政治家に託す。 その政治家が、市民の声を聴き、議会で議論し、国政に届けることによって、一票が活かされる。 選出された議員はそのパイプ役を担うことで、国民が抱えている問題に気付き、 改善の努力をするのが本来の政治の仕事である。


いま世界各地で起きている政変ともいえる様な状況を見るにつけ、その国のパイプ役である議員は、 市民と議論をし、本来の政治活動をしていたのだろうか。 変革を求めている人々が一応に口にするのは、既存の政党、政治家への失望・不満である。 国民の声が届かないと言う不満が、政治に変化を求める行動に発展していったことは否めない。 また、イデオロギー・政党・利権に身を委ね、 足元の議会の監視を怠ってきた国民にもその責任の一端はある。


私たちの一番身近な政治家は、果たして本来の政治活動を行なっているのだろうか。 「政治活動」が、議員自身のための「議員活動」になってはいないだろうか。

町田市議会の本会議の質疑の中身を見ると、多額の政務活動費が使われているわりには、 本会議の質疑内容にその痕跡が見当たらない。 「現地調査」・「市民相談」のスタンプが押された膨大な領収書(ガソリン代・駐車料金)からは、 その実態は何も分からない。説明も反映もされない税金の使い方は、 あまりにも市民を馬鹿にした行為だと思わないのだろうか。


問題なのは、議会・議員への要望や批判があっても改善しようとする動きがおこらないことである。 傍聴席から議員の見えない議場の改善の問題議会報告会開催要望への無視『早稲田大学マニフェスト研究所』や『日本経済新聞社・産業地域研究所』 による地方議会改革度調査への多くの虚偽回答本会議開催時間中のタブレット端末のアクセス記録の問題政務活動費の会計帳簿の未公開等々、議員全員で無視、『だんまり』を決め込んでいることだ。


市・県・国に於いても、この様な議会運営を当然の権利として続けていくとしたら、 日本に於いても「対岸の火事」ではすまされない事態が起きかねない。 何故かといえば、根っこは何処の国も同じ筈だからである。



F.T


町田市議会の大きな勘違い、「議会」は議員の私物に非ず!

市議選に立候補して当選し、議員になったとたんに、 何故か議会は議員のものという権利意識と議員同士の仲間意識を持ってしまうようだ。 選挙でお金と労力をつぎ込んでやっと手に入れたという共通認識を持つことで、 選挙中の思想信条の影は薄くなり、議員同士の対立は消える。 表向きそれらしさを主張するものの、議員村の村民となった以上、村民の権利を守ること、 つまり議員ファーストで一致することになるらしい。市政の仕事は行政に任せ、 議員中心の、議員の権利を守るための議員村を形成。 この議員村を議会事務局が守るという構図ができている様に見える。


これまで私たちは、議員は市民の声を行政に届けることで、 行政との距離を縮め、安心・安全で暮らしやすい市政を築くための役割を果たしてくれるものと一票を投じてきた。 しかし現状は、議員のための議会という大きな勘違いのために、市民との距離は離れていくばかり。 心ある市民はあきらめの中で暮らしている。


市民の目に映る本会議の光景は、議員自身の質疑が終わればパソコン・タブレットで内職か居眠り。 議員や政党に動員された傍聴者も同じく居眠り。お目当ての議員の質疑が終わればすぐさまぞろぞろと帰っていく。
本会議があまりにも内容のない質疑に終始するので、当の議員達が睡魔に襲われるのも理解できる。 傍聴者にとっても辛いものがある。


ならばこの現状を何とかしようと言い出す議員はいないのだろうか。 すでに本会議は、「イベントや学芸会の発表会と化している」と揶揄されて久しい。 批判があることを知りつつ、だんまりを決め込んでいるのは、楽だからなのだろうか、周囲への気遣いなのだろうか。 議員だけではない、ばかばかしいと口では言いつつも、何とかしよう、しなければという市民も少ない。


富山市議会で起きた領収書偽造問題のニュースの中で、新人議員が「皆がやっているので 、議会はこういうものだと思っていた」と悪びれる様子もなく語っていた。 本来、議会を実りあるものにするべき議長が、率先して領収書偽造を行っていては、議長の体をなしていない。
 一段と高い議長席から、議員たちの居眠りや内職をしている姿は一目瞭然の筈である。 居眠り状況をチェックしようと席を立った傍聴者に、「みだりに席を立つな」と発言する前に、 議員に対して一言注意を促すことが先ではないのだろうか。立派な議長室を持ち、 送迎用の車を用意されたがゆえに、とんでもない勘違いをしたのだろうか。
今、待遇にふさわしい品格とは何か、議員の役割とは何か、本気で考えることが必要になっているのではないのだろうか。 町田市議会も他人ごとでは済まされない。



F.T


いまだに傍聴席から議員が見えない町田市議会

新庁舎になり、『傍聴席から議員の姿が見えるのは当たり前』と思っていた市民は驚いた! 傍聴席から議員の姿が見えないのだ。 出入り口のドアの上にしつらえた小さなモニターを、首をひねりながら見なければならない。 しかも、その映し出される映像は、発言をする議員の姿のみ。 議員の様子を見たければ、通路のフェンス際に立ち、覗き込まなければならない。


せめて議席全体も時には映してほしいと、アンケート調査にも書き、 幾度となく議会に是正を働き掛けてきたものの、無反応。 また、以前の議場では議員の入出の際は掲示板にその数が映し出されていたのだが、 今は議会が始まる最初のみ。議員席の後ろのドアから出入り自由。改善されることがないまま、 今年で4年が経つ。


変わったことといえば、この間、早稲田大学マニフェスト研究所による議会改革度調査で、 町田市議会の回答をそのまま確認もせずランク付けし、 『議会改革度都内№1』と公表してきたこと。 議長・議員も、このことをことあるごとに前面に出し宣伝してきた。


本会議中に議場を抜け出して一服、心行くまで居眠り、本会議中パソコンで何やら打ち込み内職、 今6月議会では全議員にタブレットが配布されたが、 前述のパソコン同様、何やら作業している議員もいる。 こんなことを堂々とできるのも、早稲田大学マニフェスト研究所のランク付けのおかげか?


ともかくも、2016年6月13日本会議中の議員全員に配布された「タブレット」の更新記録を 順次情報公開請求することにした。



F.T


平成28年度施政方針から・・・

平成28年3月1日、石阪市長より、平成28年度施政方針が出されました。
高度経済成長以降、石油ショック・金融危機など幾多の危機をくぐり抜けてきたものの、 近年の予想を超える人口減少・超高齢化社会を目前に、国・都・市、 ともに厳しい対応を迫られている実態が見て取れます。


施政方針をひとことで言うなら、議会も市民も共に財布の中身を知り、 有効な使いみちに知恵を絞り、時には我慢・辛抱をしつつ、 住みたい町・住みやすい町・希望の持てる町づくりをして行きましょう、ということだと思います。

議会も市民も成熟している社会であれば当前のことかもしれませんが、 現状では、情報を共有し、公のための政策を考え、実行して行くということは簡単なことではありません。


施政方針を読んで、時代の変化を察知し、地域・住民の要望を待たずして、 保育・幼稚園・学童保育・環境・住みやすい街づくり・将来を見越した計画など、 先駆的な施策を次々実行していく町田市のバイタリティーには感心させられます。 市民の目にも、国にも見習って欲しいと思えることもしばしばです。


市長サイドの提案を次々形にしてこられたことは、 別々の方向を向いている議会会派・議員・様々な価値観を持つ市民との対話を重ね、 理解を得てきたからだと思います。施政方針からは、市側の大変な努力があったことを窺い知ることが出来ます。

本来ならば、議会傍聴を続けている中で、 議員が地域・住民のために汗を流している気配を感じ取ることが出来る筈ですが、 市長サイドとの一体感や、議員の情熱・活力が全く感じられないのは何故でしょうか。


最近「保育園落ちた 日本死ね」と言うブログの言葉が物議をかもしています。 まさに議会と市民の意思疎通の欠落を示したものです。保育園は、地域で子育てをする場です。 場所・人員・周囲の理解が必要です。予算を勝ち取るだけで解決するような事柄ではない筈です。

地域の代表である議員が、広く住民との意思の疎通を図る機会をつくり、行政と情報を共有し、 問題を解決して行く地道な活動こそが、安心安全な希望の持てる町づくりにつながり、 行く行くは国の安定にもつながることと思います。私達の代表である議員さんにも是非頑張って頂きたいものです。



F.T


新春に思う「主権者としての意識」は民主主義の原点

私達の思いを国政に反映させるには、選挙で自らの考えに近い政党を選び、願望をこめて政党・政治家に託す。 選挙で支持政党が敗退してしまうと、託した筈の思いを忘れ、批判・対抗心だけを残して終わってしまう。
もし、私達に主権者としての意識があれば、与野党問わず問題点を指摘し、辛抱強く正し続けるのではないのだろうか。 そしてもっと良い議員さんを送り出したい、その為には選ぶ側も努力をしなければと思う筈である。 投票して終りでなく、議会に新鮮な空気を吹き込み、吸収し続けなければ、議会も硬直化し、 議会と市民の距離も離れていくことになる。


いま、民主主義を守る為には主権者教育が必要、という議論がある。
「国民主権=民主主義だから国民の声を聞くべきだ」・「世論が政治を動かす、それが民主主義だ」という声がある。 しかし、「国民の声」「世論」といっても様々である。 一部の声を十把一絡げにして「国民の声」と言いきることが、民主主義かといえばそれも疑問だ。 主権者だからといって主権を振りかざすのではなく、 主権者としての意識・社会を共有しているという意識を持つことが大切ではないのだろうか。


選挙権年齢の18歳への引き下げが決まり、総務省からハウツー本が、若者に配布される。 理想論やノウハウばかりでなく、住んでいる地域の議会に関心を持つことの大切さや、議員との懇談の必要性など、 足元を見つめる機会を作ることも大切であることも伝えてもらいたい。


今、議会改革の取り組みの事例として、議会基本条例を制定したうえで、「議会」としての議会報告会に取り組む自治体が増えている。 広島県呉市では、「投票率の向上」「子育て支援について」「防災について」「医療・介護」等のテーマで、 報告・意見交換会(市内16箇所)を実施している。 直接「議会」に、私たち住民の生の声を伝える機会があれば、議員活動の幅も広がり、 住民も主権者としての意識が身についてくるのではないのだろうか。

民主主義や平和を守ることは、問題が起きた時だけデモに参加して叶うほど容易くはない。 選挙で選んで済む問題でもない。このことを理解しなければ、平和な民主国家を築く術を知ることが出来ないことを、 若者にも知ってほしい。



F.T


傍聴席から見える景色

私の住む団地では、議会が開催される度に、 自治会を通して「議会を傍聴しましょう」のチラシが配布されている。


新庁舎が出来てから3年が経つ。開庁当時、傍聴に来た一般市民の「なんだ、議員が見えないのか」の声を、 草の根のニュースでも取り上げ、議員に対して説明も求めてきた。(この声は今も続いている)


当時は、「あれは失敗だった」「設計図ではチェックできなかった」という一部議員の声はあったものの、 3年を経ても改善の兆しは全くない。 議会傍聴に来た市民が、不自由なくしっかり傍聴出来るような工夫や心配りをしている他市(豊田市・八王子市等) の議場の様子を知るにつけ、何故こんな当たり前のことが出来ないのか不思議に思う。


これまで議員は傍聴席に座ったことがないのだろうか。それとも、この程度で十分だと思っているのだろうか。
「議会改革度都内ナンバーワン」の言葉とは裏腹に、実際の傍聴席から見える景色は、 何のための、誰の為のための議会・議会改革なのか考えさせられる。


F.T


報告は簡潔に!「議論」の結果を聞きたい!

新庁舎になってはじめて議会傍聴をした。
本会議最終日、決算特別委員会の報告から始まり、各常任委員会の報告を聞く。 当日の資料を見ると、その資料に書いてあることを、そのまま、ただ、読み上げているだけ。 そしてそのほとんどは、「要望」。誰への要望?それは市当局に対しの予算に取り入れろ・・・ということだろう。 でも、市の財政状況は厳しいと聞く。予算は限られている。 だったら、どうやって実現するのか、議会としての「議論」の結果というか、「意志」が聞きたい。
委員会の報告はだらだらするのではなく、要点を述べればいいと思う。
市民は本当に忙しい生活がある。それをやりくりして議場に来る。こんな時間の無駄づかい、気になってしょうがない。 「時間がもったいない!」と思うのは私だけ?そして、手をあげて質問したい。

「あなたたちは何を言いたいのですか?」


K・H


問われる「アンケート」を実施する姿勢・応える姿勢

ランキングを全く念頭におかず、現状をありのまま回答さえしていれば、 何の問題もなかった議会改革度アンケート調査。いまはランキングは低くとも、 今後努力をして上げて行ってくれるなら、 アンケートを実施した「早稲田大学マニフェスト研究会」にしても、 「日経新聞社、産業地域研究所」にとっても、 回答する自治体にとっても十分目的を達成出来た筈である。
多くの自治体は、公という立場のもと、ランキングなど全く考えずに参考データ作りに協力した筈だ。 だから町田市が№1になったのかもしれないけれど・・・


何故町田市議会は、ランキングにこだわったのだろうか。 新聞・議会だより・議員のHP等で、「議会改革№1」と得意げに発表するところをみると、 相当こだわっていた様に思われる。議会事務局と議会が、何故ランキングにこだわっているのか、いまもって理解できない。 実態が伴わないままランキングだけを上げて、市民にも議会にも何か良いことがあるのだろうか。


市民にとっては「このごろ議会改革が進んでいるなあ」「風通しが良くなり、議会と市民の距離が近くなった」 「打てば響くようになった」と思えることこそ真の意味での議会改革だと思う。 アンケート調査を実施した2調査機関にとっても、思いは同じだと信じたい。 特に、早稲田大学マニフェスト研究所の理念は「新しい民主主義を創生すること」を目的としている。 市民が議会・政治に関心を持ち、投票率の向上、市民参加の議会の形成こそが、 新しい民主主義の創生ではないのだろうか。 「これをやればランキングが上がる」などのアドバイスをしていたとしたら、本末転倒である。 こんな姿勢では市民が認める議会改革はできない。


F・T


いつ、本論に!?議会改革調査特別委員会

3月27日に設置された「第15期町田市議会改革調査特別委員会」は、早くも5回目を迎えた。 5回全て傍聴しているけれど、いつ本論に入るのか…。
第一回委員会では、監査委員を呼んで意見を聞きたいという委員の発言や、 監査委員の指摘を真摯に受け止めて…といった副委員長や委員の発言もあった。

しかし、その後は「政務調査費ハンドブック」について名称が政務調査費から 政務活動費に変わったことによる見直しの必要性・ガソリンの高騰による燃料費の見直し ・情報通信の多様化による通信費の見直し・携帯電話の購入も認めても良いのでは ・コンピューター関連のスキルアップの為の書籍代も認めて良いのでは ・町田と人口規模で同等の自治体の政務活動費はどうなのか ・地域や団体等の会合に参加する費用や会食代を出せないか…等々の話ばかり!


監査委員の指摘を受け、自ら設置した議会改革調査特別委員会である。
監査委員の指摘は、政務活動費は会派に対して交付するものなので、 会派は会計責任者を置き、会計帳簿を備えなければならないとしている。 2014年の調査では、13会派中、会計帳簿があったのは1会派、不十分だがあったのは2会派のみだった。


いまのところ委員会は、労使交渉を彷彿とさせるような話し合いばかりが先行している。 ただじっと、我慢しつつ、傍聴をしている


F・T


  《参考》監査委員の意見(原文のまま)

地方自治法第199条第10項に基づき意見を述べる。

地方自治法第100条第14項は、政務活動費を会派又は議員に対し交付することができるとしているところ、 町田市の条例第2条は、会派に対して交付すると規定している。
条例第6条は、会派は、政務活動費に関する経理責任者を置かなければならないとし、 条例第7条は、会派の経理責任者は、収支報告書に領収書を添えて議長に提出しなければならないとしている。
規則第7条は、政務活動費を充てることができる経費の範囲を使途基準として別表に示している。 規則別表(政務活動費使途基準)は、人件費、調査活動費、資料購入費など8つの項目に分け、項目ごとに、 その内容と例示を掲載している。内容欄では、8つの全項目において、会派の行う活動に要する経費であると明記されている。
規則第11条は、会派の代表者は、政務活動費の収入及び支出に関する帳簿を備えなければならないとしている。
以上のことから監査委員は、本件監査に当たり、収支報告書(領収書)、会計帳簿及び預金通帳の確認を実施した。 その結果は先に述べた状況となっており、会計帳簿と預金通帳は、不明又は不備の会派が多かった。
不明又は不備の会派から得た意見は、主に、会計帳簿や預金通帳を見せられないというものや見せる必要はないというもの、 また、会計帳簿は必要ないというものであった。そこで、これらの意見に対し、監査委員の意見を述べる。
監査委員は、公金が目的に沿って適正に活用されているかどうかに重点を置き監査を実施します。 本件であれば、公金(政務活動費)は条例・規則に基づき、組織(会派)に交付されており、 組織(会派)の活動に充当されているかどうかを見る必要があります。 組織のお金には、規律ある管理が求められると同時に出納の状況を組織内外に説明する責任が生じます。 ましてや公金は、外に説明する責任を免れることがありません。そのためには、会計帳簿が必要となります。
会計帳簿は、ヨーロッパにおいて、15世紀に複式簿記が広まっていたと伝えられています。 日本においては、江戸時代から大福帳という独自の帳簿様式がありましたが、明治6年(1873年)福沢諭吉が出版した翻訳書 「帳合之法」(チョウアイノホウ)により西洋式の複式簿記が伝えられました。 公会計は、明治11年(1878年)から複式簿記を採用したものの、 明治22年(1889年)に単式簿記に戻り現在に至っていますが、企業会計は、 以来、複式簿記という世界共通の記録様式を採用しています。 町田市は、国の公会計制度改革に先駆けて2012年4月、共通言語としての複式簿記を導入しました。
会計帳簿は、事実の記録です。日付、内容、金額、残高、加えて取引の相手先名や発行された証憑 (請求書、納品書、領収書など)の番号などを書きます。会計帳簿は雄弁です。 お金の動かし方で組織の規律性がわかります。組織のガバナンスを見るのが監査であり、帳簿を見ない監査などありません。
監査委員は、監査対象の同意・協力に基づいて資料を収集し、監査を実施しています。 全ての監査対象に対し、今後とも理解・協力を求め、公金が目的に沿って適正に活用されているかどうかを見極めていきます。

● 町田市議会政務活動費に関する調査結果報告書をご覧になりたい方は
  クリック 町田市ホームページ→ 市の監査→ 監査等の種類→ 
  財政援助団体等監査(地方自治法第 199条第 7項)→財政援助団体等監査→2014年 


●第15期 町田市議会改革調査特別委員会は・・・
  クリック 町田市ホームページ→ 町田市議会→ 議会中継→ 委員会録画中継


町田市行政経営管理委員会を傍聴して思ったこと

“知ってこその、知らせてこその「民主主義」”

数年前、「行政経営管理委員会」という聞き慣れない言葉を耳にし、傍聴してみた。 企業でもないのに行政が経営?改革?何故必要?と不思議に思った。 始めは何かとても難しいことのように思ったけれど、聞いているうちに極々当たり前のことであると共に、行政も議会も市民も共有しなければ何も語れないことが分かってきた。


企業は財務・経営情報を開示することによって、株主から資金を得て事業を発展させ、利益を得て株主に還元する。 株主が資金を提供し続ければ社員も安心して働くことが出来る。 行政にとっての株主は市民、その市民の、誕生から終末まであらゆる場面でサービスを提供するのが行政である。 その為に税金という応分の負担をするのは市民の義務である。


市民は義務を果たす以上、税金がどの様に使われているのか、費用対効果はどうなのか、 将来の計画はどうなのか等の関心を持つ姿勢こそが、市民主体の自治の筈である。 行政は議会と共に限られた予算の中で、必要な事業を行い、有効な活用方法を探る。 市民の代表である議員は、税金が有効に使われているのか、いくのかを分かり易く市民に説明・報告・意見を聞く機会を作る。 情報を共有することによって、市民の理解と協力を得て市政を築いていく。この循環こそが、地方自治における民主主義のベースとなっているのではないのだろうか。


いまこの循環は機能しているのだろうか。 市民は、権利は主張するものの、市の財政や行政経営への関心はなく、議会で何が決められているかも無関心である。 議員もまた、こういう一般市民に何とか関心を持ってもらおうと、議会で決められたことの報告や、市民の意見を聞く機会の必要性など全く感じていないのが現状だ。 もし、議会・行政までもがポピュリズムに走る様なことになったとしたら町田市の将来はどうなるのだろうか


少子高齢化・生産年齢人口の減少・都市間競争の激化等によって「消滅可能性都市」も現実味をおびてきているという。 市民が、財政や行政経営に関心を持たないまま、見えない大樹に寄りかかっていたとしたら、将来町田市も「消滅可能性都市」にならないとも限らない。


とある地域の「議員の会」に参加した市民が議会に興味を持ち、初めて議会傍聴をしたという。「大雪が降った時、除雪車が来ないと不満を言ったが、 市の財政の除雪費の多さを知り、出来ることは自分でしようと思った」という。 某紙に掲載された小さな記事だったが、こういう市民を育てることこそが、民主的な地域・社会づくりに求められているのではないのだろうか。


F・T


休憩時の議場、比べてみれば大人と子供?

わが町田市の議場は、他市のものとは大きく異なる。 決定的な違いは、傍聴席から議員が全く見えないことである。 議場に議員がいるのかいないのか、何をしているのかも分からない。 もっとも傍聴席が見えないのは議員側も同じだ。 時折、支持者が来ているのかいないのか確認のために、慌ただしく傍聴席に走り込んでくる姿を見ることがある。 居眠りも出入りも自由に出来る半面、不自由なこともある様だ。

こんな傍聴席から休憩時に議場を覗きこんでいつも思うことがある。 席を立った後の行政側の椅子は、正常位置に戻され、ネームプレートも倒されて整然としている。 それに対して、議員側は椅子の向きは左右前後バラバラ、誰もいないのにネームプレートは立てっぱなし、 中には書類も広げっぱなしの議員も・・・思わず子供の勉強部屋を連想してしまう。


「議場は神聖な場所」と言う議員は少なくない筈だけれど、傍聴席から見下ろす限り、本当にそう思っているのかな?と思ってしまう。 多くは望まないけれど、せめて行政側にならって欲しい。


F・T


本会議 開会直後からいねむり!

平成26年(2014年)第2回町田市議会定例会が、6月3日(火)に招集され、6月25日(水)までの23日間の会期で開かれる。
6月3日は時間のやりくりが付かず、石阪丈一市長の施政方針のみの傍聴となる。
草の根以外の傍聴者3名。
午後1時に開会。 施政方針を聞いた後、議場から出る際に通路上から議員の席をのぞくと、パソコンを開いている議員1名、 すでに椅子をぐっと下げ、足を伸ばして睡眠体制の議員3名!開会後30数分しかたっていない。
傍聴している市民からまったく見えないことをいいことに・・・。
あきれて、ものが言えない。


M・K


議会・議場は誰のもの?

議員は有権者から選ばれ、その代表として議会に臨んでいるものと思っていたけれど、 議員さん達はそうは思っていないらしい。 セクハラヤジで揺れている都議会の録画映像を見ていると、議席でヤジる議員、 壇上の議員双方にこの姿勢が感じられない。 議会の一分一秒が都民の税金である、と言う認識・緊張感が感じられない。 このことの方が、発言内容以上に気にかかる。


メディアは総じてセクハラヤジばかりを取り上げ、当事者である議員さんも早速メディアを通して、 視聴者にセクハラ発言を訴えている。 しかし、議会のモラルの低下は今に始まった事ではないという。 だとしたらそれを正す努力をするのも議長をはじめ、全ての議員の責務ではなかったのだろうか。
涙声で原稿を読み上げる前に、議員自身が、 都民を代表して発言していること・貴重な都民の税金を使っている議会で有ることを、 ヤジる議員にしっかり言える姿勢と強さを示して欲しかった。 あの映像を見て、何故あの場で怒らなかったのか不思議に思った人も多かった筈である。


はからずも、自律と品格の欠落が問われることとなった都議会である。 ヤジの内様云々を騒ぎ立てるだけでなく、こうした発言を生む、緊張感のない、なれ合い議会の浄化に努め、 議会、議員の姿勢を正して欲しいものである。 今回の件は、都議会に限らず、何処の議会でも起こり得ることである。 町田市議会も例外ではない。



「緑のカーテンプロジェクト・2014」に参加して

2011年に起きた東日本大震災を契機に、エネルギー問題を身近に感じ、 省エネを意識したライフスタイルを、市民行政協働で進めようと始めた「緑のカーテンプロジェクト(=プロジェクト)」も、 4回目を無事終えた。
ゴーヤの苗の無料配布から始まったプロジェクトの参加者数は、 往復はがきでの事前申し込み制になってからも大きな変化はなく、確実に市民に定着しつつある。
気軽に参加できるシール貼りによる意識調査では、緑のカーテン作りの回数「初めて」・「2回目」・「3回目以上」が ほぼ拮抗しており、広がりを感じさせた。


市民からは「原発反対といっても、市民も何かしなければね」 「電気料金も値上げになるし、年金は減るし、物価は高くなるし、せめてゴーヤを食べて健康に過ごさなくては・・・」 「涼しくて、お花も可愛らしくて、毎朝緑のカーテンを見るのが楽しみ」、 プロジェクトのメンバーと顔なじみになった市民からは、 「去年は上手くいかなかった、土が悪かったかなあ、今年は頑張るよ」 「去年はゴーヤが大豊作、近所に上げたよ」等など多くの声がよせられた。 「また会えましたね、お元気でしたか?」「昨年はどうでした?」、 職員は変わっても対応する市民側は変わらないので、こうした会話も生まれる。


プロジェクトのメンバーは全てボランティア、 アイディアを出す人・それを形にする人・交渉する人・陰で支える人・地域で協力する人など 様々な人たちの連携があって成り立っている。 当然全て無償なので、考え様では煩わしい拘束もなく、金銭に絡む面倒な仕事もなく、 公益の為に心をひとつにして頑張れる良さもある


しかし、継続ということになると、様々な問題が派生する。 特に、参加するボランティアの安定的な人数の確保・プロジェクトへ関わり方など、今後の課題は多い。
今回は、国体ボランティアとして登録している多くの市民の参加があった。 ゴーヤを受け取りに来た一人の男性から「このイベント(緑のカーテン)に申し込んだんだけれど、 私は外れちゃったよ」 「シバヒロは当たったけれど暑くて大変だった」等の声がきかれた。 聞いてみると、国体ボランティアとして登録していた市民が、 そのまま継続して、イベント等のボランティアを続けているのだと言う。 気軽にボランティア活動に参加する市民が増えてきている事を知り驚いた。
せっかく生まれたこの流れを、単発的な「お手伝い」に終わらせず、プロジェクトの主旨と意義を理解し、 積極的に、継続に繋がる様な関わり方をして行けるような取り組みも必要だと思った。 その為には、行政も事業ごとの垣根を越え、公益の為に積極的に関わる市民の創生に取り組む必要があると思う。


高齢化社会のマイナスイメージを払しょくする為にも、長年社会を支えてきた高齢者が再び社会の前面に立ち、 次世代の為に行政と共に町づくりに参画することが求められている。
「市民協働」が、市民グループ自身のPRや、市民自身の生きがいの為という捉え方ではなく、 また行政自身のPRでもなく、次世代の孫子に、伝えていきたい町づくりの為の活動であることが理解されれば、 共感を得られると共に、継続の必要性を共有できることにもなると思う。


いまや人生90年と言われている時代である。社会との接点を常に持ち続けている高齢者の生き生きした姿が、 町田のいたるところで見られるようになったら、ひょっとして町田自慢にならないとも限らない。


F.T


小野路宿里山交流館を訪ねて

町田市が「観光拠点づくり事業」として進められている小野路宿里山交流館に行ってみた。広報等で紹介されていたこともあって、開館間もない交流館は早くも老若男女の集う場所になっていた。

お孫さんを連れたおばあちゃんが縁側で髪を結い直して上げている姿・廊下をトントンと踏みならしている幼児・「なんだか実家に帰ったようね」と語り合う女性同士の姿・サイクリングの途中で立ち寄った男性グループ等、つかの間の滞在にも関わらず、様々な市民の姿を見ることが出来た。

訪れた多くの市民のお目当ては、地粉で作られた“うどん”、全て手作りなので、大量生産は出来ないため、残念がって帰る市民も多く見受けられた。食べることの楽しみを、満足させることも大切な一面だと思う。

一案として、小野路いなり+豚汁とか、里山おにぎり+豚汁などのメニューを考えてみてはどうだろうか。いずれも地元の季節の野菜・漬物などをいれたもので、創意工夫をして、名物にしてみてはどうだろうか。高齢者の来訪が多いので、地元小麦粉を使った“おすいとん”・“おぜんざい”などの作り置き・保存のきくメニューで、来訪者をがっかりさせて帰さない工夫も大切かと思う。

農業の活性・高齢者の生きがい・交流も含めて、小野路の里山交流館の雰囲気を活用した市民協働による活動を期待している。




町田市長のマニフェストの進捗状況から

石阪体制になって7年半が経つ。町田市に、どことなく安定感・活気が漂っているのは、新庁舎の完成もさることながら、やはり約束(マニフェスト)を違えず、着実に成果を上げているということへの信頼感だろうか。

市民が満足する市政とは、当前のことながら財政の健全性・情報の公開・明確な将来像・諸々のサービスの充実等だと思う。更に欲を言えば、全ての地域・様々な分野・世代に対してのバランス感覚を持ち、公平感・安心感につながる様な市政であって欲しいと思う。


持続可能な財政

財政を健全にするということは、国・自治体・企業も含め、避けては通れない重要なテーマである。まして、町田市が掲げる持続可能な財政となれば、ハードルは更に高くなるけれど、持続可能でなければ将来安心して暮らしていけないのも事実である。

ここ数年の町田市の市政情報(町田市ホームページ)を見ていると、町田市は、この高いハードルを本気で目指しているのではという決意がうかがえる。持続可能な財政を目指すには、当然市民の姿勢も問われる。頂くものは沢山、払うものは少しと、要求ばかりの市民では財政は成り立たないし、既得権に振り回されては、先々バランスを失いこけてしまう。


「受益者負担の適正化に関する基本方針」 は、市民間の公平性の確保と、市民サービスの向上を目指し、行政のマネジメントを改善することを目的として取り組むとしている。少子高齢化社会の到来が現実味を帯びてきているいま、市民にも応分の責任を果たさなければならない、という意識は着実に育ってきている。市の税金は市民ひとり一人のお金である。人気取りの為の無料化を素直に喜んでばかりはいられない。税金は、使うべき時・使うべきところに的確に決め、決断・実行してこそ生かされると思う。

行政経営改革

市民に応分の責任を担ってもらう以上、納得してもらえるような、行政経営改革は当然必要だと思う。町田市の、情報の公開№1から、情報提供№1を目指す・記者会見の回数を増やす(18回~20回/年)・包括外部監査導入・外部人材の登用・人事給与制度改革・組織マネジメント改革等など、対応の速さ・実践力には目を見張るものがある。


未来づくりプラン(10か年計画)~5つの未来づくりプロジェクト~  

明確な将来像として、住みやすい街づくりの為の5つのプロジェクト、地域コミュニティの活性化・町田市駅周辺地区開発・団地再生・緑の活用・基幹交通の整備など、具体化に向けての概要が少しずつ見えてきた。


特に、未来づくりプランの重要政策の新資源化施設建設は、焼却施設+バイオガス化施設に加えて、ビン・缶・プラスティックごみ等の資源化施設を市内3か所に分散するというもの。スタート段階から全て情報を公開し、市民協働で取り組んできたことによって、市民にごみ問題への関心を深めることが出来た様に思う。476t→256tの施設を建設するという数値目標を明示したことは、市民も減量に取り組まなければという覚悟を持つことにもなる。


子供への施策として、待機児童解消・保育所建設促進・子育て相談所開設・4K(臭い汚い暗い怖い)と言われてきた学校トイレを洋式化に全面改修(全62校中、2013年度までに35校、2014~17年度残りの27校改修予定)も進んでいる。子供だけではない、親にとっても学校で子供が快適に過ごしていることは、精神衛生上良いことだと思う。


高齢者の施策として、すでに特別養護老人ホームの増設を行い、入所待ち期間の短縮を実現している。高齢者の問題は、取り巻く若い世代の問題でもある。家族を分断するような金銭に頼る高福祉でなく、家族の絆を保ちつつ、双方が快適に過ごせるような福祉の在り方も、今後模索して行きたいものである。地域から選出されている議員さんならではの、日頃の地域の情報・知恵・活動を駆使して、是非アイディアを提供して頂きたいものである。


その他、緑の再生・農業を続けられる町など、目指す方向は、どれをとっても必要不可欠、町田市を熟知していればこそのバランスのとれた施策だと思う。

実現した時の町田市の姿が楽しみである。

F.T


一刻も早く、傍聴席から議員の姿が見える議場に!

新庁舎が開庁して一年が経つ。昨年の9月議会、初めて見た議場は格調高く、立派なものだったが、傍聴席に座ってみて驚いた。議員の姿が見えない議場になっていたのだ。

「責任者は誰よ」「どうしてこんなことになったのよ?」とみんなで、議員全員にアンケートを行った。事の次第・理由・改善策の有無等を問いかけたが、返事が返ってきたのは34名中なんと僅か3名の議員さんだけ。その他の議員さんたちには無視された。

そのアンケートを無視した1人、M議員の一般質問の表題「新庁舎の市民へのサービスは後退しているのですか」には、今回また驚いた。

「旧庁舎にあった議会中継のテレビモニターが、新庁舎に設置されていないのは何故か」というものだった。
「旧庁舎の議場では見られた議員の姿が、何故新庁舎では見られなくなったのか?」という市民の疑問に答えることはせず、「ホールにテレビモニターを設置しないのがサービスの低下だ」とは、思わず「えっ?何を言っているの」と声が出てしまった。(しかも、もともとテレビモニターを設置する場所等の決定は議会の範疇でなかったのでは?)

「議員の姿が見えない議場にしておいて、それはないんじゃない?!」「議員の姿が見える傍聴席にするほうが先じゃないの?!」

傍聴席の左右ドアの上部に、小さなモニター画面が設置され、傍聴者は、もう一年も首を真横に向けたまま、発言する議員の姿のみを見ている。これだって確か議会が決めたことだと聞いたけれど・・・。じゃあこの「サービス低下・・・」の質疑は何?

せっかく議場に来ても、生身の議員の姿、息遣いを感じられないこの状況を、M議員は良としているのか。ともかく、テレビモニターをホールに設置することが市民サービスだと思っているとしたら、市民もずいぶん見下されたものだ。

近頃、傍聴することがむなしくなる。立派な議場で、居眠りをしていたり・パソコンで作業?していたり・離席したり・・・、質疑内容も、自分で事前に調べ、現状を把握した上での質問が少ない。質問する時間なのに、新聞記事をとうとうと読み上げたり・皮肉たっぷりに自説を長々述べるのみだったり・なかには、突然答弁が気に入らないのか大声で職員を罵倒するかのような議員もいる。これって、世の中ではパワー・ハラスメントというのでは?大声上げて、職員を恫喝する様なその姿・・・議員としての品性を本当に疑いたくなる。行政側は、常に丁寧に答え、離席も無いのだけれど・・・。

「行くだけ、時間の無駄」と傍聴しなくなった友人もいる。

くどいようだけれど、もう一度言いたい!
「傍聴席から議員の姿が見えない、という議場は、全国探しても無いですよ!傍聴席から議員の姿が見えるように不具合を直すことが先ですよ!!!」

K.K


市民は あ然!こんな議会はじめて!

2013年第2回定例会(6月議会)最終日の本会議を傍聴した。

最終日は、4つの委員会に付託された予算案や請願等の審議の状況と結果を各委員会の委員長が報告し、委員会ごとに、請願や議案の採決の結果を本会議に報告、本会議で採決する。最後に第2回定例会(6月議会)の一般会計補正予算を全員で採決することになっている。

総務常任委員会、健康福祉常任委員会、文教社会常任委員会、建設常任委員会の、それぞれの委員長が、「質疑終結後討論は無く採決の結果全員一致をもって、原案を可決すべきものと決しました」と報告があった後、突如一般会計補正予算修正動議が提出された。


提出したのは志政クラブ会派。内容は「風疹のワクチン接種を無料にすべき」だった。驚いたのは、風疹のワクチン接種の所管の委員会の委員である筈の熊沢あやり議員(志政クラブ)が、動議の説明をしたことだった。

熊沢議員が所属する健康福祉常任委員会で「討論も無く全員一致をもって原案を可決するものと決しました」との報告の後だけに、あ然とした。

賛成討論は斉藤ゆうぜん議員(民主・社民・ネット会派)、池川友一議員(共産党)。反対の質疑に市川勝斗議員(まちだ新世紀)松岡みゆき議員(諸派)が立ったが、なんでこうなるの?どう考えても解せない!

なぜ、健康福祉常任委員会で反対討論をしなかったのか、さっきの、委員長の上野孝典議員が、「質疑終結後討論は無く採決の結果全員一致をもって、原案を可決すべきものと決しました」と報告したあれはいったい何だったの?
市民感覚からすると、委員会の議論はどうでも良いと思っているのか?こんな議会ルールがあるの?何でもありなの?
当の委員長の上野議員はずっと下を向いていた。

K.K


緑のカーテンの取り組みから・・・紙袋もボランティアで

市民協働で取り組んでいる「緑のカーテンプロジェクト」も今年で3回目になりました。ボランティアで育てられた苗を市民に配布する時、苗がバラバラにならないためにと、メンバーの提案で初回から紙袋を利用しています。


今回、苗を受け取りに来た市民が、紙袋を見て「あらっ、これって作って下さっているんですか?」と言われ、気がついて下さる市民がいたことに、心和む思いがしました。


3年前、苗を入れる為に、新聞の折り込みチラシや、コピー用紙の包装紙を利用して、紙袋を作ることになりました。友人に声をかけたところ、足の具合が悪いから家で出来ることなら、と次第に協力者が増え、以後毎年続けています。すでに数千枚になっていると思います。「緑のカーテン」の下支えをしているという自負と、ボランティアならでの気楽さが長続きのもとかもしれませんね。



K.T


新たな「ごみの資源化施設」建設についての説明会に参加して

7月21日、新たな「ごみの資源化施設」の建設地周辺住民を対象とした、説明・質疑応答の会が開催され、周辺地域住民として参加しました。


これまで「町田市資源循環型整備基本計画検討委員会」は、市民協働で町田市全域対象に7箇所に於いて意見交換会を行なってきました。参加する市民の人数は、地域によりバラつきがありましたが、ごみの資源化・減量の必要性等に理解を求め、情報の共有をしてきました。

今回は、これまでの検討を受け、町田市が決定した新たな「ごみ資源化施設」建設の説明会です。特に建設地周辺の自治会・町内会を対象に、町田市環境資源部の主催で開催されているものです。

熱回収施設(焼却施設・バイオガス化施設・不燃・粗大ゴミ処理施設)に選定されている「リサイクル文化センター」に隣接する小山田桜台地域での説明会でしたが、参加者は思いのほか少なく、熱気は感じられませんでした。

各地域での意見交換会・ごみ資源化ニュースの発行・市広報等で経過を説明して来たことで、情報も浸透してきたのかもしれません。参加者は少ないながらも、地域住民からは、市の責任・安全性・臭気対策・費用対効果等を問う発言がありました。
私は、今回の施設建設の注目すべき点は、一極集中だった町田リサイクル文化センターの施設の資源ごみ処理施設が、3か所に分散されるということだと思っています。長い間地元が背負ってきた負担の軽減になる筈ですが、地元住民の反応・関心は薄く、意外な感じを受けました。今後の資源ごみの見える化につながることに期待します。

熱回収施設のバイオガス化施設については、費用対効果を疑問視する意見もありました。焼却・バイオガス化施設一体型の建設費は、焼却施設のみの建設よりも高額かもしれませんが、これから先の時代を、効率重視のゴミ政策にもどることは、賢明ではないと思います。


2006年、石坂丈一市長は『ごみを作らない 燃やさない 埋め立てない』をごみ政策の目標・理念にし、「ごみゼロ市民会議」「廃棄物減量等推進審議会」「町田市資源循環型施設整備基本計画検討委員会」等の、町田市のごみ政策を市民と共に作り上げてきました。2020年以降の町田市の農地・住宅・市民構成・市民のごみに対する認識・消費生活の変化等など諸々を勘案して決定されたものと思います。削減率を明記し、市民・行政共に目的意識を持つことはゴミの問題解決の出発点だと思います。


この町田市の取り組みが、ゆくゆくは、CO2の削減・ごみの削減・ごみの減量意識の育成・再生エネルギーの普及等、多くの使命を果たし、国が進めてきた、効率重視の焼却一辺倒のゴミ行政に、変革をもたらすことになることを願っています。

小山田桜台に於ける大型生ごみ処理機の普及率は高く、住民から好感を持って受け入れられています。良いところは評価・協力しつつ、市民協働で、ごみの減量・削減に取り組んで行きたいものです。

F.T


「民主主義は、自律と品格がなければ維持できない」!

日本は民主主義国家だから、選挙を通して民意を生かすことが出来る国、と思っていたけれど、近頃、投票所に足を運ぶだけでは民意は生かされないのではないのかという不安を感じている。

数年前、ニュース解説で聞いた山室英夫解説委員(元NHK解説委員)の、「民主主義は、自律と品格がなければ維持できない」という言葉が忘れられない。自らを律し、品格を養わなければ民主主義は維持できないという。のんべんだらりと言いたい放題・やりたい放題の利己的な暮らしをしていては維持できないということらしい。民主主義とは、そうもしないと維持できないものなのかと考えさせられた。


「自律」を一言でいうことは難しい。民主主義の番人である政治家になぞらえれば、私利私欲を捨て、国家・国民の為に「理想」に近づける為の実践と実績をつくる、ということだろうか。「品格」は、そうした生き方から自然に滲み出るものなのかもしれない。考えてみれば、至極当たり前のことではあるけれど、自律と品格を備えている政治家は、いまや絶滅危惧種と言っていいほど少ない。


政治家が、国家・国民のために、と「理想」を掲げる時、往々にして賛成か反対の二者択一的な方向に進みがちである。その結果、国民が選んだのだから仕方がないと諦めたとしたら、掲げていた「理想」はもともと国民の為のものではなく、自身の為の人気取り?票稼ぎ?政党色を出す為?選挙の争点?に過ぎなかった、ということだろうか。


3.11以降、「原発に反対だったから、反対してくれる政党に投票して来たけれど、いつの間にか54基もの原発が作られていたなんて、知らなかった」という声をよく耳にする。投票した政治家の、当選後の言動に全く関心が無かった市民が、ハタと気がついたのは福島の原発事故だったのかもしれない。


選挙のつど掲げられてきた「理想」は、政治家自身の当選する為のツールに過ぎないのであれば、どの政党も同じ、という諦め・不信感が漂っている。

市民が、政治家・評論家・マスコミ等の、実現性も具体性も対案もない口先だけの無責任な議論・批判の繰り返しに辟易としていることに気付かないとしたら、そのギャップを埋めるのは容易ではない。

もし市民が、事の是非よりも、強い力で引っ張ってくれる人、行動力のある人に任せようと思った時、民主主義は影をひそめ、意図しない道に進みかねない。
民主主義は、選ぶ側・選ばれる側ともに、自律と品格がなければ維持できないという意味が、少しは理解できるような気がしてきた。

F.T


ビックリ!人口43万の町田市議会、これでいいの?

これまで、町田市や町田市民に現在・未来に派生する課題、施策などに対して、調査・提案・解決策を議会に提示し、議論を重ねて行くことが議員の仕事だと認識していた。また議会は、町田市や町田市民の為なら、政党・会派の垣根を越えて議論するもの、してくれているものという認識を持っていた。


議会傍聴を続ける中で、近頃この認識がどうやら違っていたのかもしれないと感ずることが多くなった。勿論、町田市や町田市民の為に真摯に取り組み、調査・研究・提案をし、勇気を持って的確な発言をして下さる一部の議員さんには感謝している。しかし、やはり政治は数の世界である。町田市と、町田市民の為に発言する議員さんの数が多くなければ、町田市は良くならない。


年4回の本会議の質疑内容は、およそ政党・会派で熟議された内容とは思えないものが多い。すでに、当ホームページで幾度となく触れてきた問題点ではあるけれど、いまだ変化のきざしはない。具体的に検証をしてみると、議会は、議員の為に存在しているかのような思い込み・勘違いが窺がえる。


市民への広がりも、実現も全く気にしない一回限りの演説・行政から教えを請うのみの質疑・支持者の要望をただ伝えるばかりの口利き・流行を目ざとく察知してのお願い・ネット情報で得た「隣の芝生」をうらやむ質疑・個人攻撃にも似た質疑等など、議員個人の政党・会派・支持者向けの自己アピールの場になっているように思えてならない。


市民から見れば、議員の自己アピールに、行政が長時間付き合わされているかの印象を持ってしまう。議会傍聴なんてばかばかしい・税金が勿体ない・行く気がしないという声を耳にするのはその為なのだろうか。だとすれば、市民を無関心にさせる議会・議員にもその責任はある。


市民は、町田市と町田市民のためになることを真っ先に考え、議論をし、最良の選択をしてくれるものと、期待を託して一票を投じている。

もし、政党・会派の繋がりを優先する議員の都合のために、議論もせず、対案も出さずに、結果ありきの反対・賛成をするだけの議会・議員であったとしたら市民はどう思うだろうか。一度、市民の立場に立って考えてみて頂きたい。市民の声の届かない「議員村」が見えるかもしれない。

F.T


なんだかへん!秘密の会議なの?

2月6日、報酬審議会の傍聴に行った。風邪気味で咳き込んでしまい、会議の邪魔になると思い外に出た。すると職員が「部屋に鍵をかけるので、入るときは声をかけてください」という。「どういうこと??」


受付を済ませると控室に通される。「傍聴者の方どうぞ」と職員が呼びにくるまで、会議室には入れない。会議が終わると、「傍聴者の方退席して下さい」といわれ、先に出る。「??」 委員の人は席についたままだけれど、5分ぐらいして出て来られるのだけれど・・・。

いろいろな審議会、経営改革会議、議会の委員会の傍聴をしてきたけれど、会議場には傍聴者が自由に出入りできるのに、こんな審議会は初めてだ。


市民がわざわざ傍聴するということは、何がどうなって,決まって行くのか知りたいからだ。「何故?どうして?」と疑問を持つ周囲の仲間に教えてあげようと思うから、寒い中足を運んで来る。

でも、配布された資料は返さなければならないので、メモや書き込みは出来ない。他の委員会の様に実費を払うことを前提に、資料は傍聴者に配布して欲しいと思った。日を改めて、役所の市政情報課にこなければ手に入らないのはちょっと大変だ。


町田市は、すでに職員・特別職等の報酬は全て公開されている。何故この審議会だけがこんなに厳重なのか腑におちない。思わず担当職員に「秘密の会議なの?」と言ってしまった。

K・T


町田市議会 改革調査で 全国9位・・・?

タウンニュースの記事を読んで、違和感があるのはなぜか?
議会ごとに傍聴して、離席・居眠り・おねだり質問・問い合わせ質問 等々、ついには、傍聴席から議員の席が見えないと驚いたのも序の口、他の議員の一般質問の最中にパソコン持ち込んでキーボードをたたいている。
「おかしいんでないの?」
私ら聞きたい!見たい!パソコンに何を書いているのか!!
世の中 大不況!市民は大変な状況の中、これで、市民の税金から1000万円も報酬が支払われていると思うと腹が立つ。仕組みを作ることもちろん大事!けれども、「 町田市議会 改革調査で 全国9位」の見出しを見たときの、この気持ち・違和感は私だけなのか?              

K.K

クリックして下さい。タウンニュースPDF

市民が見た新庁舎 No.2

声はすれども、姿は見えず?

新庁舎での初めての議会傍聴に行ってみた。広々としたホール・廊下・高い天井・・・旧議場とは雲泥の差である。スッゴーイと思いつつ、議場に入ってみて、またびっくり、明るい外の雰囲気とは異なり、シックで重厚な雰囲気。やっぱり新しいのは良いなあ、椅子の座り心地も良いし・・までは良かったけれど、座ってみて驚いた。

見えるのは行政側ばかり、我らが代表、議員さんの姿が見えない。立ちあがって、ガラス張りの仕切りを覗いたらやっとその姿が。いったいこれは、どういうこと?何がどうなって、こうなったの?・・・問いただす間もなく、一般質問は粛々と始まった。

傍聴をしていたら、後ろに座ったご婦人「議会に来たのは初めて、新しくなったので、一票を投じた議員さんを見ようと来たけれど、議員さんが見られないなんておかしいですよね。今日は帰ります。」そのあとに来た男性は、「なんだこれは、やり直しだ!」と大声でご立腹。事務局から注意を受ける羽目になったけれど、市議会広報の議長の言葉「市民に開かれた議会」とは程遠いのは確かである。設計が悪かったのか・チェックをしなかったのか・市民サイドに立つことを忘れたのか、聞いてみたい。

F.T


『災害廃棄物受け入れ説明会』に思う

8月20日(リサイクル文化センター)、8月23日(市民フォーラム)の2回にわたり、災害廃棄物受け入れ説明会が、東京都・町田市共催で開かれた。廃棄物を受け入れる地元の反応や、市民の理解度を知りたいと思い参加してみた。


他市に於いて、激しい反対行動があった為か、初回の説明会では行政側もかなり構えていたが、激しい発言や机をたたく行為はあったものの、一部の先鋭化した市民の反対発言に限られ、一般市民の発言はごく一部の賛成発言以外は、耳を傾けるのみに留まった。参加者は、両説明会とも定員に満たなかった。


被災地の現状を考え、やむなく納得した市民・積極的に受け入れようと言う市民等、賛成する側にも、温度差・考え方は様々あった筈である。率直な疑問・不安・現実論を口にできる様な状況にない中で、これ等の発言が控えられたことは残念だった。


当初、「震災瓦礫」と呼ばれていたが、被災者の家・家財・思い出の品物を「瓦礫」と言うには忍びないとう意見もあった。現在は「災害廃棄物」と言っているが、あくまで「女川放射能災害廃棄物」と主張する市民グループは、反原発運動や、セシウム・ダイオキシン・アスベストの拡散に言及し、「復興より命が大切」「市長の参加を求める」「責任は誰が取るのか」等の発言が相次いだ。


一方、「東京は、被災地よりも危険なのか?そんなに、大変なのか?私の故郷は亘理町だ。いまだに、仮設住宅に住んでいる。何もかも無くしたままだ。安全だと言ったり、安全ではないと言ったり何を信じていいのか分からない。」

「被災地に行ってきた。この春やっとお葬式が出せるそんな状態だった。海岸には瓦礫の山だった。私は災害廃棄物の受け入れには賛成だ。基準値を越したものはダメだが、そうでないならば、東京の人は受け入れて、被災地を助けるべきだ。」と言う現地の声を紹介する市民もいた。また、「人道的な立場に立って、一日も早い復興を願う為に賛成する。」という市民の声もあった。


いつの世にも異なった考えはある。その考えを無理やり通そうとするあまり、極論に走ると周囲が離れていく。少数派になればなるほど孤立し、更に極論に走るというやり方では、人の心はつかめない。チェルノブイリの原発事故の折、市民運動は実を結ぶことなく衰退し、安全神話のもとで、54基もの原発を黙認してきてしまったという苦い経験をしてきた。この思いを再び繰り返さない為に、大局に立って冷静な議論が出来る環境を作り、育てることも今後の重要な課題だと思う。

草の根


石阪 弘(こう)さんの袋

ごみゼロ市民会議(市民の手によるごみ減量の社会実験)での「リサイクル広場」の取り組みの中で、ボランティアの市民と一緒になって捨てられた傘の生地をはずし、マイバッグ作りを紹介し始めたころ、石阪 弘(こう)さんと知り合った。

ミシンが大好きで得意な弘さんに、マイバッグ作りをお願いした所、快く受けて下さった。

市が常設のリサイクル広場を開設の後、ずっと一人で、傘からはずした生地を自宅で洗い、乾かし、アイロンをかけ、マイバッグを作り続けている。その数なんと、500枚以上。出来上がったマイバッグは常設リサイクル広場(下小山田町)に届け、様々な場面で、市民に提供されている。リサイクル広場に、石阪 弘さんの袋を持ってやってくる市民もいるとか…。

今、弘さんは、地域の若い主婦達と、捨てられた傘の生地で作ったマイバッグだけでなく、新しいリサイクルの物に挑戦しているという。世代を超えて、生活の知恵・リサイクルの精神が受け継がれて行くことは、素晴らしいと思う。

楽しみでならない。



捨てられていた傘、ステキなマイバッグで再登場


小さくたたんで、いつもバッグに

M・K


市民が見た新庁舎 No.1

7月17日、長期にわたる工事を終え、待ちに待った新庁舎が開庁した。ぬくもり・親しみを感じさせる様な、木材をメインにした内装かな?と思って入ってみると、少々意外な雰囲気。ぱっと見、メタリックで、グレーというか白っぽさが強調されていて、勝手にイメージを膨らませていた私には、ん?ん?というのが素直な印象だった。


設計者の考えと市民の考えが一致するわけもないので、そこは市民が合わせて行くしかない。屋上庭園の四角に統一されたデザインも、同じく市民が合わせて行くしかないのかな?見る人の年齢によっても大きく異なる「好み」、若い世代が見ると、建物にマッチしていて近代的で良い、というかもしれない。 感覚的なものは人それぞれなので良としても、エレベーター内・受付のメタリックな素材についた、人の手の油?汚れ?それとも模様?が気になった。子供・高齢者・障害者が利用する市庁舎である。同行の市民には、それが汚れに見えたらしく、不潔感を感じたという。「ホールが広すぎて勿体ない」という市民もいたが、イベントの開催・災害時の避難民の受け入れ等考えると、ある程度の広さは必要だと思う。


このように、市民の目・市民の感性・受け止め方は本当に様々である。これが絶対ベストだ・完璧だ、などという思いは、設計した建築家にしか存在しないのかもしれない。発注者にも、利用者にも、不満・意見・異論、様々あるのは当たり前だけれど、さりとて多くのニーズに応えていたらきりがない。万人が素晴らしい・満足だ、などと思うことは到底ありえない。でも、少しでも多くの市民・職員に満足してもらえる努力・謙虚さを持ち続ければ、多少は克服できるかも。そんなお役にたてればと、しばらくシリーズでお伝えしたい。

F.T


えっ? なぜ? どうして?

近頃、えっ?なぜ?どうして?と思うことが多い。沢山あり過ぎて、枚挙にいとまがないが、喫緊では「東京電力の料金値上げ」・「原発再稼働」である。東京電力・福島第一原発で起きた取り返しのつかない大惨事、と国民は思っているからこそ、カンパをし、ボランティアに汗を流し、被災者の力になればと今もなお心を砕いている。

ところが、責任が問われている政府・東京電力の変わり身の早さには驚きである。どう見ても、事の重大さに責任を感じているとは到底思えない。それどころか、悪いのは、政府だ・東電だ・地震・津波だと言わんばかりの、責任のなすり合いである。

何がどうなって、こうなったのか今もって分からない。当時の東電役員は何事もなかったように天下り?役員だけというわけにはいかないので社員の減給も見直し?方や政府、国民から見れば、責任を取って政権が代わるほどの一大事かと思いきや、与党も野党も徹底的に責任を問うこともせずドサクサまぎれに大連立だの、新党結成だのと、ひたすら保身に走っている。「地震・津波」は物を言わないので、責任は「地震・津波」に任せておけば良いという自信があるのかな?だから再稼働も?


そういえば先日、町田でも、えっ?なぜ?どうして?と思うことがあった。平成24年第2回定例会が開催された。少々遅れてネット中継録画を視聴した。いま国会には「増税の前に、政治家が自らの身を切るべし」とお題目のように唱えている政治家がいる。でも町田には、「自らの身を切るべし」を、行政の理事者(市長・副市長)の退職金に振って質問してきた議員さんがいた。自らの身を切った上での発言ならともかく、町田市政を考える会・草の根が、昨年3月議会に584名の署名を添えて提出した請願(町田市議の期末手当5.2カ月を、行政の理事者・職員と同じ3.95カ月に見直すべき)はそのままで、こういう質問が飛び出すとは・・・思わず、えっ?なぜ?どうして?

F.T


北 林 雪 雄の 平成24年第1回町田市議会定例会「一般質問」傍聴記

議会事務局から市民への呼び掛け、「市議会を見に行こう」・「傍聴に行こう」に応じ、3月1日(木)に開催された「包括外部監査結果報告の説明」・「市長の施政方針」、6日(火)から9日(金)の4日間に開催された「一般質問」を傍聴し、その雑感を傍聴記とし、作成しました。事務局から配布された「一般質問通告書」に記載された発言順位に従い「傍聴市民の素朴な評価点」及びその簡単なコメントも記述しました。

私の評価点は「市長の施政方針」に対して各議員の反応をベースに下記の内容としました。

評価点 A:市民感情にマッチし感銘を得た質疑
B:市議会議員として一般的な質疑
C:市民感覚とは大きく乖離した質疑

発言順位 議員名 評価点 コメント
おさむら 敏明 B 質疑内容がやや凡庸で自分の意見・主張が不明
谷沢 和夫 C 国防の観点から国会議員に進出してはどうか!!
おく 栄一 C 現状を自ら事前調査・確認しての質疑をお願いする
あさみ 美子 C 先ずは公明党議員として実践・先導しては!!
殿村 健一 C 「施政方針」への反対は是とするがその他は論外
いわせ 和子 採点不能 市民の付託を得た議員として質疑内容が幼稚過ぎ!
河辺 康太郎 B 一部のオネダリが雑多で細か過ぎる感も!!
佐藤 和彦 A テーマを絞っての質疑が明確。(細部は冗長面も)
吉田 つとむ C 施政方針とは無関係で「今さら(愚問)」の感じ!!
10 宮坂 けい子 B この項目で丸丸1時間は長い?
11 細野 龍子 C オネダリ総論、財源その他の対応策は?
12 森本 せいや A 自らの見識に基づく論議は良
13 三遊亭らん丈 C 緊急課題「ガレキ処理」の議論、自分の主張は?
14 白川 哲也 C 放射線対策の前に「自らが身を切る改革を断行」を!
15 山下 てつや A 主張内容を整理・鮮明にし、より深く調査研究を!
16 渡辺 厳太郎 A データに基づく質疑内容、今後も期待する
17 池川 友一 C オネダリ主義から脱却し、「施政方針」への意見を!!
18 わたべ 真美 C 同類の質疑は独自に内容精査し、別視点からの討論を!
(答弁に対して「了解しました」の意味は?)
19 新井 克尚 A 市政に対する自身の主義・主張が明快
20 上野 孝典 B 提起項目は良とするが質疑は「腰砕け」の感
21 松岡 みゆき C 論点が意味不明、「言うだけ」議員を早く脱却し市政論議を!!
22 市川 勝斗 A 市 財政の危機をどうする?今後も有意義な議論を期待!
23 齋藤 祐善 B 議論は良とするが謝罪の要求は如何か、議会の責務は?
24 若林 章喜 A 簡潔で実務的な討論で有った(選挙管理委員長の答弁は不可解)
25 佐藤 洋子 C オネダリのオンパレード、財源の裏付けの伴った提案を!
26 戸塚 正人 B 若い人の描く町づくり、自分の具体策も提言して!!
27 佐々木 智子 C オネダリ及び「言うだけ」は止めて、前向きな提案を!
28 熊沢 あやり C 項目が雑多で、説明が冗長過ぎ
(先ずは議員として「議場3せず」の励行願う)
29 佐藤 伸一郎 B 討議に於いては自己主張を明確にお願いする
30 大西 宣也 A 今後も市政の監視機能としてがんばれ

<注>議員名は敬称を略させて頂きます


今回の一般質問を傍聴し、特に感じた事を議会側、行政側への要望事項を列記します
『議会・議員側』
*議場内では「3セズ」項目の徹底厳守に務める。
  ・居眠りセズ  ・離席セズ  ・お喋り、雑事セズ
*議長は議事進行中、上記「3セズ」を徹底し、指導、注意をする。

(傍聴者には注意警告をするが、なぜ、議員にしない!!)

*代表質問制を導入すべし

同類、2番3番煎じの質疑内容が多くウンザリ気味、事前に全体調整を願う

(また、現在の「市議会だより」の記事内容では、議員の活動・考えを伝えるには不十分)

*オネダリ、「言うだけ」議員から脱却し、自らの提言(対応策・財源も含む)と絡ませた議論を
*「今年度包括外部監査」対象を市議会(事務局も含む)にする様に申し出る
『行政・市側』
*市政の迅速性、緊張感に欠けている部分が多く、同類の質疑内容が継続される。
*議員のオネダリ項目に対しては、毅然とした答弁に心がけ、「研究する」「検討する」を連発するな
*答弁に弁解・謝罪・反省の「コトバ」が出ない様にお願いする

以 上


平成24年3月12日
町田市上小山田町168-4
北 林 雪 雄



町田市長のマニフェストの進捗状況 (No.3)


未来づくりプラン(10か年計画)・・・として、5項目が上げられていた。

  会費を納めているだけでは地域は守れない?!

*地域コミュニティーの活性化
自治会・町内会をより重視していく
地域での広報・広聴を重点に、各市民センターの機能・権限の強化を進める

東日本大震災は、地域の連携・絆が如何に大切なものであるかを教えてくれたが、現実にはまだまだ実感がない。自治会・町内会は、地域のコミュニティーを支えている大切な母体である筈ではあるけれど、その実態にはバラつきがある。

行政も、議員も、長きにわたって活用こそすれ、地域の抱える問題に積極的に取り組む姿勢は希薄だったように思う。災害のみならず、孤立死・家庭内暴力・ゴミ問題と上げればきりがない。地域を支える組織として重視して行くことは大歓迎である。


自治会・町内会を取りまとめてくれる「会長さん」の存在は、地域にとって有難い半面、場合によっては軋轢を生み、時には地域を分断し、本来の役割が機能しなくなっているケースもある。自治会・町内会の体質の伝承が影響しているのか、若い世代が参加しにくい側面もある。異論を唱えにくい地域の「つながり」を利用して、民主的なルールを踏まず、地域住民を利用するようなことがあっては、存在の意味が無くなりかねない。ことが起きた時、心を一つにして対応できる自治会・町内会であって欲しいと思う。


町田市の地形を考えると、「区」の様な市民センターは必要だと思う。相当の人員・設備を配しながら、出張所の機能だけでは勿体ない気もする。今後、地域が抱える問題は、複雑・多岐にわたり、一極集中では十分な対応は難しいのではないだろうか。機能・権限強化も必要な時機がきているのかもしれない。


  これからの開発は、減災と一体で!!

*町田駅周辺地区開発
バスターミナル機能=駅前広場の拡張
再開発計画

現在、人口42万5千人の町田市は、東京26市中の人口増加率は一位だという。多くの大学・専門学校があることから、18歳から20歳の転入者が多いのが特徴だそうだ。

確かに、朝夕の町田駅の人波は壮観だ。狭い通路を歩きながら、もしここで何かが起きたらと、心配している人も多いと思う。特に若い世代の多い町田市である。責任も大きいと思う。是非「減災」と一体での開発を望む。


  安心してずっと住み続けられる団地とは?

*団地再生
居住者の生活改善を中心に、再生計画をつくる

団地の高齢化が進んでいる。15年もの歳月をかけて建て替えを成功させた素晴らしい管理組合や、現状維持のまま、上階に若い世代を安価な家賃で住んでもらい、下の階に高齢者が入り、コミュニティーを形成することによって、互いの生活改善を試みている管理組合もある。しかしながら、多くの管理組合が自力で改善しようとしても現実は簡単ではない。何とかして欲しいと思っている市民は多いはずである。期待したい。


  市民の庭・里山の、維持・管理は市民のボランティアで・・・

*緑の活用
薬師池公園を重要公園として、広域利用を視野に改良
市内山林里山の維持管理を進める

42万人が生活をしている都会の近くに、日本の里山百選に入った里山があり、山林があり、緑豊かな公園がある。貴重な自然資源を持つ町田市の新たな観光・リラクゼーションの場として活用しない手はない。但し、維持・管理にかかる費用は相当なものだと思う。


特定の団体に委託していたこれまでの手法では、財政が厳しくなれば継続出来なくなる。市民の財産という認識を共有することで、市民がボランティアで維持・管理に参画できる仕組みづくりはどうだろうか。庭のない集合住宅に住む市民がことのほか多い町田市である。家族の憩いの場・交流の場としても活用出来るのかもしれない。


  どんなに素晴らしい所があっても、足が無くては行かれない!

*基幹交通の整備
モノレール導入街路計画(都市計画道路3・3・36号線)の整備促進
バスサービスの強化

時間とお金に余裕を持つ高齢者の外出の多さには圧倒される。今後進む免許証の自主返納に備えて、是非基幹交通の整備とサービスをお願いしたい。どこに行くにも行きやすい町は、活性化の源だと思う。将来、電車(路面電車も含む)・バス・モノレールが繋がり、合理的な料金システムが実現すれば、新たな人の流れが生まれるかもしれない。環境に優しい町も含めて検討して頂きたい。



3回にわたって、2期目に入った町田市長のマニフェストの進捗状況をまとめてみた。願望もこめて、市民の目線で勝手にコメントも付け加えてみた。まとめているうちに、もう少し長生きをして、「町田の未来」を見てみたいという好奇心が湧いてきた。

よく他市に住む友人から、石阪市長って何党なの?と聞かれる。簡単に政党で振り分けてしまっては、政策も語れず会話も途絶えてしまうので、この頃は「強いて言えば市民党かな?」ということにしている。市民が「未来を見てみたい」と思える町、思わせてくれる市長には当節あまりお目にかかれないから。

 国も含めて、視界不良・不透明・無責任・覚悟の欠如・自己保身がまん延している。国民・市民のフラストレーションは限界に達している。この流れを町田から変えて行くことが出来たなら、あながち先進都市も夢ではないかもしれない。


草の根


町田市長のマニフェストの進捗状況 (No.2)


経営改革  市民協働は情報公開から・・・として5項目が上げられていた。

  放射性物質拡散予測図(SPEEDY)はずっと隠していたけれど・・・

*情報公開 No.1から、情報提供 No.1を目指して

かれこれ20数年前になるだろうか、横浜市で米国における消費者運動のさきがけとなったラルフ・ネーダー氏の講演があった。「日本は情報公開が遅れているから、知りたい情報は、米国経由で取り寄せるとよい」と言われ、その方法を詳細に教えて頂いた記憶がある。それから10数年後、情報公開条例が制定されたものの、「原則として開示」とか、「不開示情報]という文言に、いまもなお情報公開に消極的な国の姿勢がうかがえる。


情報公開は、国より地方自治体のほうが進んでいると言われている。町田市は、情報公開度3多摩で№1(2010年度)だったことはすでに周知である。市長は、都内1位は果たせなかったと無念さをにじませていたが、こういう競争なら大いにやって頂きたい。

「情報提供№1」という言葉には少々驚いた。市民が情報開示を求める時、手続きをきちんと踏めば公開しますよ、という上から目線でなく、情報は提供しますよという姿勢になったとしたら、行政と市民の垣根は低くなる。情報を共有しているという意識は、市民協働の原点なのかもしれない。


  仲間が仲間を監査することは難しい?

*包括外部監査の導入・・・2007年度から実施している

石阪市長が就任してから導入した「包括外部監査」は、実は平成11年(1999年)から都道府県・政令市・中核都市で義務付けられていたもの。その包括外部監査を市民の目でチェックしようと組織された、全国市民オンブズマン連絡会議の「包括外部監査の通信簿」で、是正措置(迅速に是正・分かり易く市民に説明)状況の採点・評価において、118都道府県・政令市・中核市・一般市の中で、町田市・八尾市(大阪)の2市が「模範賞」を獲得したという。


確か、「町田市政を考える会・草の根」が以前取り上げた、「7億で購入した土地を3億で売却!?4億円損した責任は誰?」も、議会傍聴をしていて気になり、調べた時にお世話になったことがあった。疑問に思ったことをいつでもチェックすることが出来る事は、包み隠さず説明する姿勢があればこそできることかも。感謝!


  安心して療養するためには・・・

*病院機能評価の実施・・・市民病院 医療機能向上と経営改善

日本医療機能評価機構が実施するもので、要は外部からの認証・評価制度だそうだ。2009年度から病院の公営企業法全部適用を実施、人事労務権限をもつ企業体になった。現在大幅に経営改革が進み、黒字転換を目指すそうだ。


以前、経営改革会議なるものを傍聴したことがあった。当時の担当者が、「市民病院は採算を考えなくても良いと思っていた。不足分は一般会計から補てんするものと思っていたから・・・」というような発言をしていたのを記憶している。採算の取れない事業は公がやるべし、と本気で思っていた議員・市民も少なからずいた。一部議員の公営企業法全部適用の猛反対する姿を議会で拝見もしたけれど、今は正直ほっとしている。(原資は市民の税金以外何もないのですから、この“ほっと感”安心につながります。)


  視聴率はテレビの話、市役所は何で評価する?

*日本経営品質賞基準の導入・・・マネジメント改革の基本ツール。顧客(市民)価値の重視へ 役所の組織風土、文化を会計制度の改革によって日々の仕分から、日常動作、発想を変えてもらう、という意図で導入。


日本経営品質賞基準では、自治体を含む経営団体に評価基準があり、毎年全国規模での審査を経て評価の高い企業・自治体などが表彰されているという。グローバルスタンダートとして確立している評価基準に従って町田市役所もマネジメント改革に取り組むという。


議会傍聴の中で、「マネジメント改革」という言葉を聞き、役所のイメージとかけ離れた印象を持ったが、考えてみると、市民サービスの質の向上を目指すに当たっては無くてはならない改革なのかもしれない。

供給側・役所サイド主導のサービスに、需要側・市民サイドが合わせている現状では、ミスマッチは当然派生する。企業で有れば、売り上げ減につながるようなことでも、競争のない役所にあっては、進展も後退も無い。市民サイドは、過剰サービス・サービス不足・意図不明サービスに、疑問を持ちつつもタダだからと受け流している。もしそこにヒューマンアセスメントでの観察・評価をするアセッサーの存在があれば、サービスの質の向上は期待できるのかもしれない。但し、質の向上が、時には市民サイドにとって厳しいものであっても、供給側はしっかりした説明責任を果たすことが求められる。供給側・需給側共に育ち合わなければ、互いのレベルアップは望めない。需給側の市民も、公共を担うという意識を持ちたいものである。


  国家公務員は一律7.8%の給与マイナスを実施?

*外部人材の登用/人事給与制度改革

現在、広報・広聴担当部長、法務担当課長(弁護士)、システム開発担当部長の3名を、任期付きの職員として、外部公募によって選考し、採用している。

部課長のボーナスに人事考課を反映させてから3年が経ち、2012年からは、一般職員にも人事考課を導入し、給与の昇給・ボーナスに反映させていくという。


「企業じゃあるまいし、人事考課など」、という反発を耳にしたこともあったけれど、要は、「行政マン」の捉え方ではないのだろうか。前任者の敷いたレールに沿って仕事をするだけで良とするのか、社会の変化・市民の構成・財政の変化等に応じた政策に取り組み、未来ある町田市を築いて行こうとするのかで、成果物は大きく異なる。市民がどちらを要求するかで、人事に対する考え方が変わるのは当然のことかもしれない。



町田市長のマニフェストの進捗状況 (No.1)

選挙の折、候補者を選ぶ基準として「マニフェスト(選挙公約)」を参考にする市民は少なくない。法的拘束力はないけれど、国民がそのマニフェストを信じて一票を投じたとすれば、政治家はそれを背負って行くべきであり、法的拘束力がない事を理由に軽視するとしたら、国民は何を基準に選んでいいのか分からない。

ところで、今春で就任6年目を迎える町田市長のマニフェストはどうだろうか。一期目終了の時点で、着実に実行しているという印象を受けたが、その後の実績を知りたいと思い、市政報告会に足を運んでみた。既に、広報・ホームページ・議会等で公表されてはいるけれど、再確認の意味で特に気になる政策を整理してみた。


持続可能な財政のために・・・として5項目が上げられていた。

*人件費の抑制・・・民間委託の推進を図ることによる定員削減。雇用形態の多様化をはかる。町田市は市職員の給与を、5年掛けて10、4%削減。(事務職、772万円→705万円)

いま、一番話題になっている公務員の「給与の削減」「定員削減」、町田市は、大上段に振りかざさずとも、民間委託・雇用形態の多様化を図ることにより、すでに削減を実践している。昨年11月21日発行の広報で、職員給与の公表・人事行政の運営等が、2~3面を割いて公表されていたが、確かに毎年少しずつ下がっている。町で「ゴミ収集員の対応が良くなった」と言う声を耳にしたけれど、これも民間委託の一つの成果?(民間委託で気になるのが“丸投げ”、税金である以上は追跡チェックもして頂きたいですね。)


*予算メリットシステム・・・予算を残す経費削減の工夫(2007年度予算~実施)。 工夫で、「使い切り」をやめ、節約分の半分を翌年予算へ配分。

年度末になると話題になる「使い切り予算」による無駄使いを無くすため、経費削減の工夫をして、節約した半分を翌年予算へ配分することにより、新たな事業を生み出すことも可能になるというシステムだという。

年度末になると、あちらこちらで始まる道路工事、あれは予算を使い切る為の工事だと聞かされてきたが、見えない部分は分からないけれど、諸所で行われていたと推測できる。お役所仕事の典型と言われていた「使い切り予算」、効率良く使い、節約して残れば次年度に新たな事業が出来ると言う、やる気のある職員にとってはすぐれものである。成果を期待したい。


*複式簿記の導入・・・2012年4月~導入。全国1719市町村で初の導入。

全国1719市町村では初の導入になると言う複式簿記とは、どんなメリットがあるのか、先ずは調べてみた。

「単式簿記は、結果としての現金の残高を家計簿の様に簡単に知ることが出来るが、その結果に至るまでの原因を知るには少し不便である。これに対して複式簿記は、現金の増減という結果に加え、何が起因して現金が増減したのかという原因にも着目して帳簿に記録していく方法である。これにより、財産の計算と損益の計算を同時に行っていく」とある。


家計簿(単式簿記)であれば、お金の収入と支出しかない。地方自治体の会計は100年間ずっと収入と支出の報告、単式簿記で良とされてきたという。複式簿記になると、貸借対照表があって、資産がいくら、負債がいくらと、確かに経営状況が明確になる。一般の企業で、いくら財産があるかもわからないような会社は、確かに誰も信用できない。


新年早々某政党の元党首が政治資金規正法違反ではないかと、4億円をめぐって裁判沙汰になっているけれど、政治資金規正法も、実は収入と支出の記載のみだそうだ。政治家が公人の意識をきちんと持つためにも、政治資金規正法もまた複式簿記に変えなければ、この様な不毛な裁判に時間を費やすことになってしまう。これもまた税金である。


市町村の多くが財政難に直面しているという中で、こうした複式簿記の導入は町田市が初めてだというのも知ってみると驚きだ。社会保障と税の一体化、必要性が叫ばれている消費増税も、市民感覚からすると天井も底も示されないまま、足りないからと増税をしても、結果変わらないのではという不信感を抱いてしまう。税金の使い道を、複式簿記の導入で説明責任を果たしてもらえれば、当然信頼関係が生まれ、納税者としては安心して暮らせる要因になる。タンス預金に依存せず、資産を有効に活用することもでき、経済の活性化に貢献出来るのでは(夢物語かな?)とも思う。成果を注視したい。


*市庁舎建設とその財源・・・借り上げビル家賃は年間4.5億円、30年なら135億 円になる。

市庁舎建設に反対していた政党もあったけれど、さすがに3月11日のあの揺れを体験してしまうと、早い時点で結論を出しておいて良かったと思っているに違いない。その上、借り上げビルの家賃が年間4.5億円、30年で135億円にもなるのであれば、使い勝手も良く、安心できる市民の集まりの場としての市庁舎は、決して無謀、贅沢とは言えない。また、否が応でも縦割りにならざるを得ない様な分散した役所の状況を考えると、むしろベストタイミングだったのかもしれない。


*5か年財政見通しの公表・・・持続可能な財政へ、5か年を見通した財政計画

私達の目の前には、「国家財政」という反面教師が存在している。国は、政党の安泰、省益の重視を計るばかりに、競って税金を使ってきた結果、財政破たんを目前にしている。総務省の統計も、厚労省の年金支給への不安も、早くから問題視されていたにもかかわらず、縦割り行政という仕組みの中で省内に留め、面倒なこと、不人気なこと・不都合なことは、社会問題として積極的に提起することを全ての政治家が見送ってきた。この轍を踏まない為にも、財政見通しは是非公表して頂きたい。

仕組みあってこその財政改革!!

財政の悪化は、たとえ資本主義社会であっても、社会主義社会であっても、社会の秩序を乱すもとになる。財政を直視せずに、理想論・イデオロギーを語っていては砂上の楼閣になりかねない。増税をしないとギリシャになりかねないと世論をあおっている政府は、制度・仕組みの改革なくして、本当に「持続可能な財政」が保障出来るのか気にかかる。公務員の給与を数%下げようが、消費増税をしようが、仕組みが無ければいずれまた変動するだけではないのだろうか。是非町田市には、国に先行して、財政計画・複式簿記・予算メリットシステムを導入し、持続可能な財政を目指して頂きたいものである。

草の根



ゴミ減量課職員のがんばりに拍手!!

昨年11月21日発行の広報に「ごみと資源の出前講座」の紹介があった。ゴミ減量課の職員手作りの「ごみ収集車のうた」の合唱や踊り、環境をテーマにした紙芝居などを駆使し、小さいころから「ECO」に親しんでもらえるようリニューアルをしたという。

更に、今年1月21日の広報には、「食材使い切り料理教室」を開催したという記事が載っていた。相原地区連合町内会と東京家政学院大学が、町田市と協働で実施したという。これも、ごみ減量課が料理教室まで開いて、生ごみを減らすための啓発事業だった。


数年前は、啓発事業といっても、パンフレットを作って配布し、後は見学者を待っているという受け身の姿勢にみえたが、“鉄は熱いうちに打て”とばかりに、対象を幼稚園・保育所に広げ、積極的にユニークな出前講座を展開していることは素晴らしい。また、ごみの発生場所である家庭に向けて、より具体的な減量の取り組みのアイディアにもびっくり。仕事とはいえ、日々ゴミの減量に携わっている職員の進化に驚くやら、感心するやら。


ゴミを減量することは、市民の意識改革無くしては広がらない。いくら声かけをしても、市民が実行してくれなければゴミは減らない。老朽化の進む焼却炉を目の前に頑張っている担当職員の熱意に、市民も応えなければと思う。悠長に勉強会を催たり、パンフレット配り等の、啓発するだけの時期は過ぎ、実践の時に入ったのではないだろうか。


昨年、市民協働で行われた「緑のカーテンプロジェクト・2011」の際寄せられた多数のアンケート・写真と共に、「来年もぜひやりましょう」・「緑のカーテン越しの涼風がこんなに涼しいとは思わなかった」・「家族の会話が増えた」「ゴーヤもおいしかった」等の手紙に、市民の節電・環境を守ろうとする意識の高さを知った。

この度の原発事故により、これまで人ごとと思っていたエネルギー問題を、わが事と捉え、原発賛成・反対と声高に叫ばずとも、出来ることから参加しようという市民の節電意識は静かに広がりつつあると思う。この機に、大人向けだけでなく、頭の柔らかい子供に向けて、あの手この手で伝えようとする努力・熱心さは、将来必ず実を結ぶと思う。是非この姿勢をDNAとして、後輩に引き継いで頂きたい。5年・10年後が楽しみである。

F・T



環境資源部を訪ねて

未曾有の大災害に見舞われた2011年も暮れようとしている。今年、特に多くの問題を抱え、今後も抱え続けなければならない環境資源部を訪ね、現状と課題をお聞きした。


瓦礫の受け入れ・焼却灰・放射線の問題を抱え、さぞご苦労も多いのではと思い、先ず市民から寄せられた「声」の状況をきいてみたところ、すでにメディアに取り上げられている内容と、ほぼ同じ「声」が寄せられているという。 想像もしていなかった原発事故は、メルトダウンという最悪の結果をもたらしたうえに、国・東電からの小出しにした情報によって対策を遅らせ、9か月経った今も、自治体・市民を混乱させている。


瓦礫については・・・

東京都が受け入れを表明した女川の瓦礫の受け入れを巡って、市民の一部から反対の声が上がっているという。放射線等については、現地や東京都と連携を取り、2重・3重のチェックを行い、安全性が確認されなければ搬入する事はないとしている。また市長・担当者は早急に現地の状態を見に行く予定だという。

ごみ問題は、一地域で終結出来る問題ではなく、広域的な視点に立って理解を得る事の重要性も再認識した。

放射性物質による汚染に関しては、国・都の指針に沿って行わなければならず、市民サイドの要望とかみ合わない部分も出てきているが、市民に出来ることとして、「焼却灰を減らすことも大切であり、その為にはごみの減量をさらに進めることであり、市民の皆さんと具体的な更なる取り組みの提案をして行きたい」という。


放射性物質の拡散を心配する「声」はあるが、国土の大半が山・森林に占められている我が国である。木々の葉に付着した放射性物質が、雨に洗われ、土にしみこみ、平地に流れ込み続けるのを防ぐ手立てはない。乾いて塵として大気中を舞う放射線を防ぐ手立てもない。

この状況の中で、私達に出来ることは「ごみを作らない・燃やさない・埋め立てない」を基本に、分別の徹底・リサイクル・リユース、再生可能なエネルギーの普及につながる施策を進めていくことも解決の一つだと思う。

F・T



震災瓦礫に思う

東日本大震災から8ヶ月、被災地の復興は進んでいない。その大きな要因の一つが「瓦礫」の処理だという。陸前高田市では、市民の土地にも瓦礫を置かせてもらっているので、瓦礫そのものがなくならない限り何も出来ないという。釜石市で、「被災の団地に仮置きしている車に遺体」という痛ましいニュースもある。すぐに瓦礫の処理を始めても3年は掛かるという。被災地の瓦礫処理は、いまのところ東京都、山形県以外「受け入れましょう」という自治体はない。市民の理解がネックになっているらしい。


花火大会や送り火、ショップ出店…。被災地を応援しようと企画されたイベントが「放射能が拡散する」という一部市民の声を受け、中止されるケースが相次いでいる。最近NHKの『あさイチ』という番組が、一週間スタジオを出て福島の街から現状や課題、市民の状況を伝えたところ、番組への批判が相次いだという。二日目の冒頭、わざわざ番組の主旨を説明する場面を見た。先の花火大会と同じで、「目に見えない放射性物質への過剰な不安」を主張する市民の声が、被災地の人だけでなく、声には出さなくても東北を応援したい、復興してほしいと願う人の心を傷つけている。


特にネット上では、確かな根拠も示さず、瓦礫を引き受けた自治体を批判し、石原慎太郎東京都知事に対して「心筋梗塞で死んでくれた方が子供達の為と思った」とか、瓦礫の移送は「放射能に汚染された瓦礫を紛れ込ませようとする環境省の策動」「他の自治体の市民の皆さん!地元への確認を行い、拒否の声を上げましょう!」と、日々エスカレートしている。瓦礫を受け入れられない根拠「環境省の策動」とまでいう根拠はあるのか、堂々と顔を出し、対案を持って議論するべきではないのか 。


原発への不安、放射線への不安と、福島をはじめ東北の人々の復興への応援はきちんと分けて考え、行動しなければと思う。この様な状況の中、川勝平太静岡県知事の「瓦礫の処理、他人事でない」という呼びかけに応えて、静岡県市長会は11月10日瓦礫の受け入れを決定した。


いまこそ野田総理はリーダーとして、古い言葉だけれど、「“耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び”国民全体で東北の被災地を支え、復興させよう」というメッセージを出してほしい。もうすぐ被災地は雪の季節となる。「毎日毎日過ごすだけで精一杯」という被災地にどう寄り添うことが出来るか、考えたい。

M.K



優しさを忘れた市民・・・放射能汚染禍を考える

「久々に熊本の郷里に帰ったら、スーパーから地元産の野菜が消え、代わりに東日本のものが沢山並んでいた」という知人の話を聞いた。何処かで誰かが、西日本の物を買いあさっているのだろうか。

そういえば、松を燃やすのはダメ、がれきは持ち込まないで欲しい、花火を上げるのも困る等の主張をした市民がいた。自治体や、代表者に圧力をかけて断念させたたらしいが、そのことを知らずにいた市民は、恥ずかしいことをしたと残念がり、市長は批判を受けて謝罪した。何故こういう状況は起きるのだろうか。


チェルノブイリの原発事故の折、「こんな小さな日本で原発事故が起きたら、もうアウトね」と言った記憶が有る。そうならない為に、反核・反原発デモにも参加し、原発で事故が起きれば勉強会にも参加、「まだ、まにあうのなら」(主婦の書いた手紙を冊子にしたもの)を買い求めて配った。署名活動も国会議員を通して陳情もしたけれど、54基もの原発が出来てしまった。その上、まさかの最悪の事態を起こしてしまった。

デモも陳情も署名も、勿論否定するものではないけれど、それだけではいくら声を大にしても、政治に利用され・解決が長引き又別の問題が起きれば関心が薄れ・日常生活に慣れ・忘れられ、推進する側の思う壺になりかねない。


需要が有れば必ず供給が有る。市民が快適な生活を求めれば,それに応えようとするのが経済活動である。その経済の流れを変えられる様な生活スタイルや、新しい価値観の創生に力を入れることも大切ではないだろうか。その基本にあるものは自然への思いやり、ひとへの優しさだと思う。東日本の大気中・土中・水中にまき散らされた放射能を、排除したい・身を守りたい・高値でも良いから安全なものを食べたい・食べさせたいと言う姿勢だけで、思いやりや優しさを育てられるだろうか、脱原発社会を推し進めることができるのだろうか。

F・T



変わります、外観も中身も、きっと・・・新庁舎建設課を訪ねて

新庁舎が着々と完成に近づいている。ごみゼロ社会をめざす町田市は、いま使っている椅子・テーブル・本棚・ロッカー・ソファ等など、どうするのかなあ、再利用・転用するものもあると思うけれど、全部が使えるものではないし、使わない物はどうするのだろう、市民に提供?売却?と、考えていても仕方がないので、思い切って、アポイントをとって、政策経営部新庁舎建設課であれこれ聞いてみた。

担当部長の親切・丁寧・慎重な話しぶりから想像するに、ほぼ一般市民が考えていることとあまり隔たりはないものの、まだまだ紆余曲折があるのかもしれない。職員1600人・15施設が集まる上に、36名の議員さんも加わると、1636もの物言う口がある。調整のご苦労は確かに大変かもしれないけれど、そこは環境先進都市を目指す町田市、市民の模範となるような高い転用率を期待したい。

説明の中で、耳新しい言葉として、「ユニバーサルレイアウト」が記憶に残ったので、早速しらべてみた。

ユニバーサルレイアウト 基本的にレイアウトを変更せずに「人」「書類」の移動のみで対応可能なワークプレイスのこと。従来の縦割りだったワークスタイルから、プロジェクトを中心とした配慮ができるなど、単にオフィスコストを抑えるだけでなく、生産性向上の上の為の効果もある。

以前、進化する病院の例をテレビ番組で見たことがあった。従来の各科を部屋で区切るのではなく、壁を取り払い、医師の行き来を容易にすることにより、患者の状態がより把握し易くなり、治療に生かすことが出来るという内容だったと記憶している。

町田市が目指す「ユニバーサルレイアウト」とは異なるかもしれないけれど、新しい試み・改革に挑戦してみようとする新鮮さが感じられた。先進的な自治体の姿を期待したい。

以前訪問した議会事務局が、新庁舎に移っても変更の予定はないといっていた議場の固定カメラも、自由に動かし、是非議場全体を映し出して欲しいと思う。市民が身近に感じ、傍聴してみようかな、という気にならないとも限らないし、議場に緊張感も生まれるかもしれない。環境に配慮した活気ある市庁舎・気軽に立ち寄れる議場を期待したい。

F・T



議員に任せていられない!?

数年前、市民団体として、某県との団体(自治労・高教組・市民団体)交渉に何度か臨んだことがあった。その時期が近付くと、今回は何をテーマにしようかなあ・・・いまBSE牛が問題になっているからこれを取り上げよう、と決めれば、新聞記事を切り抜き・インターネット・テレビの番組などでにわか勉強をし、県に対して、説明を求め、対策を聞く。何の権限も、責任も無いボランティアの市民団体、そこは気楽に一方的に県に要求して最後は「よろしくお願いします」では次に・・・と進む。県側は、どんな質問が来るか分からないので、数十人もの職員と沢山の資料を机に置いて待ち構えている。今思うと、何時間も多勢の職員を拘束し、本気に取り組む気もない、言いっぱなしの市民団体に対して、国に上げるしか仕方のないものは「伝えます」で終わるものの、それなりに対応をしようとしていた職員の姿を思い出す。

近頃、町田市議会の一般質問で、数年前の体験が再現されたかのような場面に度々出くわす。市民団体なら、無償の上、誰に頼まれたわけでもない自発的な存在なので、その時々の思いつきでテーマを決め、一方的に投げかけ、誰からも成果を問われる事も無い。しかしながら、市民に公約をして当選した議員さんが、市民から税金を頂き、その公約を果たすための一般質問が、これと同じでは困る。

任期の4年間は長い様で短い。マイクを持って,声をからして訴えたマニフェストを、当選した暁には存分に発揮するものと思いきや、一般質問にはなかなか登場しない。市民も市民で、所詮そうしたものなどと思っているのか、次の選挙の時、4年前の成果を検証もせず、又選挙に臨む。こんなことを繰り返していて町田市は良くなるのだろうか。国も良くなるのだろうか。

それなりの理念を持って議員になり、その理念を達成しようと努力している議員さんの存在は認めるけれど、時には議員同士、「それはちょっと違うのでは?」と言い合うことも必要ではないだろうか。昨今の国会の混迷ぶりを見て、政党・会派、政治までも要らないのではないかという論調や、現在の仕組み(政治家に託す)以外に、国民の声を直接行政に反映させる手立てはないものか、模索し始める動きもある。自浄作用を期待したい。

F・T



NPOの事業費は、市からの補助金や委託事業?

親しい友人が「変だ?変だ?」とぶつぶつ言いながらやってきた。NPOに関わっているという知り合いから、是非、あなたも会員にと誘われたそうだ。事業活動の主旨や内容の説明よりも「町田市からの補助金や委託事業を受けなきゃいけないから、会員数が多くないと」と言われたそうだ。

「NPOの事業説明の真っ先に、市からの補助金や委託事業を持ち出すなんて、おかしいよね。独自の事業活動があって、補助金なんて2の次3の次の話。そんなNPOにお金を出すなんて」と憤る。草の根が、NPO法人町田発 ゼロ・ウェイストの会に対して質問状を出しても、市の監査事務局にこの法人の関わった委託事業について監査請求しても、NPOの会計や運営について何も明らかにならなかった。友人はそのことを知っているからこそ、よけいにNPOに関わっている人たちの認識が、「おかしいのでは?」と思っている。


目的が公益の為なのか・個人の事業を助けるためなのか・一見公益のようではあるけれど、仲間内の趣味的なものなのか、もっとはっきりさせないと、後々大きな問題に発展しかねない。身近にいる市民は、物は言わずとも、横目でシビアに観察をしていることを、行政も察知する時が来ているのではないだろうか。市民の税金が使われているのなら、よけいに事業活動の実態を知り、問題があれば是正する義務がある。ただし、現状ではノー・チェックだ。

ともあれ、市民がNPO法人の会計や事業活動について全ての資料を見せてほしいといえば、NPO法人側は公開しなければならないことになっている。

改めて問いたい。町田市内のNPO法人の活動実態はどうなっているのだろうか?

M・K



混沌とした時代にこそ・・・

想像力・判断力は誰にとっても必要なものであり、全ての人が持ち合わせているものではあるけれど、特に今、行政マンに発揮してほしいと痛切に感じている。

東日本大震災にともなう原発事故により、連日、土壌・肥料・汚泥・水・肉・魚・野菜・米・牛乳等から、「国が定めた基準を超えたセシウムを検出!」という情報が報道され、混乱が生じている。同時に、学者・研究者・記者が、新聞・週刊誌・テレビ・インターネット・本等で、大変なことだ・問題だ・心配ない、と持論を語り、混乱に拍車をかけ、更にこの機に乗じた売名行為や、出版社の思惑までも見え隠れする。

この様な折、「町田市内の枝加工堆肥から、許容量を上回る放射性物質を検出、堆肥としての出荷を停止した」という記事を新聞・町田市のHPで目にした。震災から数カ月経て公表されたあのスピーディーの雲の動きからすると、部分的にせよ関東にも高レベルの放射能が降り注いだ事は想像されるものの、国や東京都は剪定枝に関しては手つかずだった。

汚染された稲ワラが飼料として市場に出回り、多くの酪農家を苦しめることになったことを考えると、国・都の行動を待たずに、先行して.測定し、公表した町田市の判断は、市民に安心感と、信頼感を与えるものだった。後日、川崎市のプールからセシウムが検出され、使用中止になった原因が、プールの近くに積まれていた剪定枝・落ち葉だったという記事を見た。可能な限り拡散・飛散を防止し、当面市民から遠ざける努力は必要だと思う。

原発・放射線の危険性を十分に知らされず、知ろうともしなかった市民が、ある日突然直面することになった状況の中で、何を根拠にどう判断すればよいのか戸惑っているのは行政も同じかもしれない。ただ、一般市民より情報・組織・判断力を持っている行政マンである。町田市さえ良ければ・自分さえ良ければ良いという内向きな姿勢でなく、市民共々土壌・堆肥・汚泥の汚染のリスクを共有しつつ、情報を公開し、目が届く範囲で管理して行くという覚悟が必要ではないのだろうか。広島原発の数倍・数十倍ともいわれている放射能が東日本に降り注いだといわれている以上、余所に持って行って解決できる様な問題ではないと思う。

どの選択がベターなのか、どの判断がベストなのか、結論の見出せない混沌とした時代である。腰を据えて情報を収集し、想像力を働かせ、市民に信頼される判断を先行して行って欲しいと思う。それが現場を知り、実践する者の強みなのだから。

F・T



議員百態(悪態ではありません!念のため)

井戸端会議議員 他の議員の一般質問中に、お隣の議員と堂々とおしゃべり!ああ、子供たちには見せられない!(6月13日、14日、15日、16日)
クレイマー議員 単なるあげあしとり。言葉づかいに品がない!傍聴している市民はキョトン…そして…がっかり!(6月13日)
一般質問通告
約束は守ろう議員
4つの質問項目で一般質問しているのに、なんと第一項目に55分。後の5分で2と3と4の質問…なんて出来るわけがない。質問がいつもぐるぐる回っている。(6月16日)

草の根



市民協働の「緑のカーテンプロジェクト・2011」スタート

東日本大震災に伴って起きた原発事故により、東日本の電力事情が大きく変化する事態になりました。原発の安全神話が崩れ、放射能汚染の恐怖の中で、反・脱原発の声は次第に大きくなっています。当たり前のように使ってきた「電気」に限りがあることを実感した計画停電は、これまでの生活習慣の見直しの必要性を問いかけています。反・脱原発と声高に叫んでみても、「必要以上の電力を使わないライフスタイル」を受け入れ、市民に浸透させていかなければ先に進めません。

そこで、夏に向けての節電の知恵を市民が出し合い、賛同者を募り、行政の力も借りながら市民協働事業として緑のカーテンプロジェクトに取り組むことになりました。市民が出来ることは市民で、行政が応援できることは行政で、共に力と知恵を出し合い、お年寄りや、妊婦さん、赤ちゃんを熱中症から守り、無事に夏を乗り切る為の取り組みです。

「縦割」と揶揄される行政でしたが、共催・応援という形で、環境資源部・都市づくり部・地域福祉部・学校教育部の各課が横断的に参加することになり、加えて民間団体からの物資・労力の提供もあり、市民協働事業が始まっています。

町田市は、ゴーヤ5000株・アサガオ2000株の種を提供し、下小山田にある苗作りのプロ「町田市営下小山田苗圃管理組合」の方々が発芽させ「苗」として育ててくれました。上小山田の農家佐藤光由さんより牛糞と剪定枝チップによる完熟堆肥2トンが寄付され、大型生ごみ処理機の一次生成物と、土と混ぜた「肥料土」や、町田法人会からは「ネット」の提供もあり、下準備や苗の配布はプロジェクトのメンバーが担当する・・・といった活動が始まっています。草の根のメンバーも積極的に参加しています。参加者の皆さんとともに、協働の輪を広げていきたいと張り切っています!!

F・T



災いは、忘れないうちにやってくる!!無関心が問われる?

被災者の「夢であってくれれば良いのに」という悲痛な言葉に、心底、夢であってほしいと思ってしまうほど悲惨な災いが日本を覆っている。
ひとつは自然の猛威、ひとつは人間が作り出した猛威である。同時に降りかかった二つの猛威の前で、人々は平静を装いながらも、絶望と不安の入り混じった思いの中で日々を過ごしている。


被災地からは、地元の自治体職員や、民間人、住民の献身的な救援活動は伝えられるものの、国や国会議員の姿がなかなか見えてこない。国交省・厚労省・農水省・総務省・経産省等の各大臣の会見を聞いていても、国が一丸となって取り組もうとする緊迫感、必死さ、被災者の痛みを思いやる心が伝わってこない。安全な議員世界にどっぷりつかり、各省から上がってきた内容を口先だけで伝えている様に見えてしまう。選挙の時には、国民の安心安全、国の活性化云々を声高に語っていた議員達も、いったん当選してしまうと、議員世界の政党・会派の勢力争いや、自らの保身にかまけ、国民の願い、痛み、苦しみが見えなくなっているのだろうか。二重苦にあえぐ国民には、議員への不信感が三重苦となって覆いかぶさっている様な心境である。


ちなみに町田市議会はどうだろうか。新聞で、FC町田ゼルビアを応援している人達が、5万筆の署名を添えて、市議会議員全員で応援をして欲しいという請願を提出したところ、何と、継続審議になったと聞いて驚いた。私達「草の根」の請願同様、こんな請願を先送りにする市民の代表とは一体何様なのだろうか。暇で議会の仕事がないのだろうかと首を傾げたくなる。世界各地で大きな災害が続いている。大災害の起きるサイクルは確実に短くなっている。町田市もいつ何時大災害に見舞われるか分からない。緊張感を持って職務に当たって頂きたいものである。


ごみの焼却は?焼却炉は?地元市民として無関心ではいられない。東日本大震災後の3月24日、リサイクル文化センターで開かれた地域懇話会に参加してみたところ、説明をする担当職員の数より市民の数が少ないのにはがっかりした。地震の際、緊急停止した炉を無事に再稼働させるまでのご苦労の中、沢山の資料を用意して下さったのにと思うと、市民の関心の低さが気にかかる。無関心こそ最大の敵、と言った人がいたが、日頃無関心でいながら、いざ我が身に降りかかる事態が起きるとパニックになる。


チェルノブイリの原発事故のおり、日本でも野菜から放射能が検出され、イタリアのパスタ、乳製品への不安やらで、パニックになったことがあった。何を食べて良いのか分からない、専門家から正しい情報を聞きたいと、故高木仁三郎氏(原子力資料情報室前代表)をお招きし、勉強会を開いたことがあった。 少々難解な原発のお話の後、主婦の、「子供に何を食べさせたら良いのでしょうか」の質問に、高木氏は苦笑されながら、「いろいろ食べることですね」と穏やかに言われたことを、昨日の事の様に思いだす。その後、主婦達から二度と不安の声を聞くことはなかった。信頼できる人の言葉の影響力の凄さを実感したひとこまであった。

F・T



平成23年第1回町田市議会定例会「一般質問」傍聴記

前期高齢・年金受給者の一市民が3月7日(月)~10日(木)の4日間に開催された 町田市議会をすべて傍聴した感想を「傍聴記」としてまとめてみました。
傍聴に先立って議会事務局からの提示資料「一般質問通告書」を参考に発言順位に従い、 議員名毎に、一市民として素朴な評価点(「A・B・C」)を下記基準に従い付記し、その理由は簡単にコメントとしました。私の評価点は、A:市民感情にマッチし、感銘を得た内容、B:市議会議員として一般的な内容、C:市民感覚とは大きく乖離した内容としました。

*発言順 議員名(敬称略) 評価点 コメント
池川友一 C 市民感情はカヤの外、市民サイドに立った質疑を!!
森本せいや B 無難な質疑応答、但し、市議として更なる勉強を!
谷沢和夫 C 議員として自らがアクションをとる事が必要では!
上野孝典 B 一般的な質疑内容
友井和彦 B 無難なテーマの質疑内容。但し、自身の居眠り多し!
殿村健一 C 市民感覚からのズレ(国会議員へ進出しては!)
市川勝斗 A 市政へのサポート意識が多大
山下てつや A 市政全般的への関心が感じられる
河辺康太郎 B 全てを行政、学校に押し付けずに対処策提案も!
10 大西宣也 B ベテラン議員として、具体的な対応策の提案を!!
11 渡辺厳太郎 A 市民サイドの質疑内容にて勉強したあとが見られる
12 細野龍子 B 民事訴訟問題は市政とは無関係
13 熊沢あやり C 喋りたいことより、伝えたいことが大切。議場での 言葉使いが乱暴すぎる?
14 佐藤和彦 A 要領の良くまとまった質疑内容
15 三遊亭らん丈 B 個人的内容にて、市政・市民サイドの質疑を!(笑えない)
16 あさみ美子 C 「オネダリ」事の列記にて市政質疑とは程遠い内容?
17 おさむら敏明 C 市政論点からのズレが有り、何が論点か不明!!
18 松岡みゆき B 絞りこんだ論点は評価出来るが町田市の事を!!
19 斎藤祐善 C 論点のボケ(屁理屈の羅列)、入手資料の事前確認を!
20 戸塚正人 B 若者らしく、もっと前向きの論争を期待する
21 白川哲也 A 市政方針の確認、質問内容が明確
22 佐藤伸一郎 C 市職員の問題では無く、市民の「こころの病」を!!
23 新井克尚 A 議員として信念に基づいた議論、主張が明確である
24 若林章喜 B 柔軟な姿勢で地味な議員活動の継続を願う
25 藤田 学 B 計画論争は是とするが、オネダリ姿勢は不可
26 わたべ真美 C いまさら何を? 自らの行動は? 何を主張?
27 佐々木智子 C 市民個々の問題にて、余計な御世話の感じ?
28 宮坂けい子 採点不能 論点の主旨が不明(国会のレベルか?)
29 佐藤洋子 C 「オネダリ」では止め、具体案を提示しては!
30 おく栄一 A 市政への的確な質問
31 渋谷武己 A 一般質問で誰一の市財政問題への提起である
32 田中修一 C 質問項目は了とするが、質疑内容が不明

*又、傍聴しての雑感を列記します。
一部出席議員の失態(居眠り・離席・お喋り・雑事etc)は目に余る
議長の議事進行の不具合と指導力の欠如?
議長は議員の会議中の失態(居眠り・美容ローラーの使用?雑誌読み、レシートの整理etc)に対して注意、指導はしないのか?見えないはずはなし!!
議員の欠席、離席、退出の許可・管理は誰が行っているのか?大変気になる
発言者が議長に「礼」をする意味はなにか
個々の議員質問項目は会派内にて内容の検討・調整しているのか? (各議員、思いつきの質問だと思う。民間では、何を言いたいのかわからない提案・議論はありえない!政務調査費を月一人6万円、人数分、会派でうけとっているなら、きちんと会派で調整すべき。しないのなら、各1時間の持ち時間は長過ぎる。)
議員数35名、一般質問者は32名。議長、副議長も交代で一般質問すべきでは?(しないという決まりがあるのなら、変革してはどうか・・・)
市側答弁は原稿棒読み出では無く、話しかけ・説明形式にしては!!
市民傍聴者席への通路を整理し、気持ちの良い場所へと配慮を願う
議会事務局は傍聴者が感想・意見を書ける紙を用意してほしい。書かれた感想・意見は議員に必ず伝えてほしい!
何よりも、「市財政」に関し、市側は全議員に対しての「事前勉強会」の開催を! (財務管理に関しては市側と議員側にて同レベルの認識を共有する必要大。なぜなら、オネダリ質問・意見多く、財源も含め、「議論」になっていない!!)

北林 雪雄



議員百態(悪態ではありません!念のため)

美容研究議員 議場では美顔の追求・・・美顔ローラーで?!もちろん髪型だって大切!日々、研究(3月7日)
電卓・レシート議員 議場ではレシートを並べと電卓をたたく。確定申告は「ぽっぽ町田」でしてください(3月8日)
ネット・カフェ議員 議場はほとんど居眠り。いつも複数いる!!

草の根



三多摩26市中ダントツ高い 町田市議会議員の期末手当。どうして5.2ヶ月なのか、説明してほしい!!

第130号議案 町田市長等の給与に関する条令の一部を改正する条例
第131号議案 町田市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
第132号議案 町田市職員の期末手当支給に関する条例の一部を改正する条例
については、総務常任委員会ではまったく質問も議論もなく了とし、本会議ですんなり可決された。
一方、4年に1度の市議会議員選挙後の何日か分の報酬を日割りにする議員提出議案第8号については6月議会から継続していろいろ意見が出て、12月議会最終日でもすんなりとはいかなかった。(結果は可決)


市民の目から見ると、不思議でならない。

三多摩26市中、ダントツ高い町田市議会議員の期末手当。
どうして5.2ヶ月なのか、説明してほしい!!

K・K



議事録、読ませてもらいます!!

12月22日(水)12月議会最終日
総務常任委員会の委員長報告を聞いていてびっくり!
議員提出議案8号の審査報告と質疑の様子を委員長が報告。
委員会での議員の議論の中で「地方議員と国会議員の議員報酬の違いは国会議員は生活給として、地方議員は報酬として・・・報酬とは、一定の役務の報酬・・・」という発言にはびっくり。
役務って、広辞苑によると、「労働などによるつとめ」となっている。
町田市議会議員が1年間いくらお金を受け取っているか知らないが、「役務というなら、働いた分だけの給与でいいんじゃないの?」とつっこみたくなる。


役務という程の仕事していますか?

M・M



いよいよ・・・町田市も拡大生産者責任を問う?

ごみ問題を語る時、必ず問われるのがごみになるものを排出する側の責任、つまり企業側の拡大生産者責任である。商品を買い求めた消費者が、使い終わった後の処理方法を考えられるのは、せいぜい分別して黄色の袋か、緑の袋に入れる迄である。ごみ袋に入れて出してしまえば、後は焼却炉で燃やすしかない。焼却時の大気汚染、焼却灰の処理、炉の傷み等などを、自治体が全て引き受けることは不合理ではないかと、この数十年言われ続けてきた。日進月歩の勢いで開発される商品、熾烈な経済戦争の狭間にあって、一部業種を除き、長い間責任問題が置き去りにされ、国、企業、消費者がボールの投げ合いを繰り返してきた。

町田市広報で、「インクカートリッチ里帰りプロジェクトに参加!」を知り、いよいよ消費者の意識改革が問われる時期が来たと思った。ほんの一例に過ぎないけれど、回収に協力する消費者がいてこそ拡大生産者責任が完結できる。物を作る企業が悪い、買う消費者が悪い、行政が何とかするべきだと署名・陳情を繰り返し、結果として言いっぱなしにしてきた市民運動の質も問われることになってきた。

F・T



「レンタル生ごみ処理機」の導入は如何?

数年前、家電のレンタル化が話題になったことがある。聞いた時には、一瞬何のこと?と思えるほど唐突な発想だったけれど、よくよく考えると、意外と使える発想かもしれない。大型生ごみ処理機は、町田市がレンタルして市民が利用しているけれど、戸建用生ごみ処理機は買い取りである。町田市の補助が有るとはいえ、購入の際にはやはり覚悟がいる。もしこれが、レンタル+デポジット方式であったなら、気軽に試してみようかという市民も増え、引っ越し等で使わなくなった生ごみ処理機を粗大ゴミとして廃棄することが無くなる。リユース・リサイクルにもなり、修理の経験によって新たな技術の開発につながり、配送・セールス等による雇用も生まれるかもしれない。

単発的なイベントを開催して、後はじっと待っているのではなく、使ってみようかなという人を増やし、そこに人を介在させながらぐるぐる回していく、そんな拡大の為の仕組みもあっては良いのではないかと思う。じっと待っているだけでは、人も、物も動かない。

F・T



町田市は,もうゴミをゴミと呼ばない?

20数年前、ゴミの分別・リサイクル・資源化に熱心に取り組んでいた活動家が、自身の町の小高い丘から町を見渡して、「ここには資源がいっぱいある」、と言ったことがあった。はからずも先日、息子ほどの若い環境資源部長の口から、「もう時代が変わったのだから、何時までもゴミ、ゴミというのは止めたいなあ」という言葉を耳にした。すっかり忘れていたけれど、思いがけず若い世代からこうしたゴミに対する認識を変えようという意欲を聞き、その日は何となく心ウキウキの一日だった。

使用前は商品であっても、使用後は分別しなければゴミとなってしまうゴミの運命、その意識を変えようとしたならば、少しでも元の商品に戻したり、再利用したり、新たな再資源化の道筋が見えてきて、ゴミへの可能性、希望が膨らむかもしれない。毎日毎日製造される資源と思えば、確実に認識は変わるかもしれない。そうでないと、ゴミを減らしたり、無くすことは出来ない。若き環境資源部長の考えに大賛成!

F・T



変わってきた、職員の対応

先日、用事があって町田市役所に行きました。行き先が分からずキョロキョロしていたら、サッと職員が近づいてきて、「どちらに行かれるのでしょうか?」と声をかけて下さいました。教えられた所にいくと、これまた目があった職員がサッと対応して下さったのです。「お役所」と言われてきた役所、何だか今までと違う印象を持ったのは私だけではない筈です。何かが変わってきている感じ、とても気分良く帰ってきました。どちらが上でも下でもなく、共に生活を営んでいる同志、互いに相手を思いやり、誠実に対応して行くことが、全ての事の始まりかもしれませんね。

F・T



議会中継のカメラの目、動かせませんか?

議会傍聴に行かれない時は、インターネットで議会中継を見ることが出来るのは、大変ありがたい。今回、傍聴席にはりついた市民の感想として「議員さんが眠っている!」とか「低調だった!」とか「出たり入ったりが多すぎる」といった声が多かった。

けれども、インターネットでの議会中継からはその様子は判らない。カメラの目が固定されているから・・・。


折角中継をするのなら、議員席の様子もうつしたらどうか。より正確に議場の様子を伝えてこその中継。議会事務局の工夫、努力を期待!

M・K



町田市の財政のもとは市民の税金。打ち出の小槌はない!!

2010年9月議会一般質問を傍聴して、本当に暗い憂鬱な気持ちになった。納得いかなくて、思わず傍聴席で声を出しそうになるが、議長さんに注意されるので、じっと我慢して聞き続ける。町田市の職員と同じく、2時間、席を立つことも無く、聞き続ける。

一人暮らしの青年への家賃補助の話。
「今は駅のそばで家賃が高い。少し遠くなれば安いところはある。だけど大変なので市で補助出来ないか?」
低所得者への住宅として市営住宅を増やせないかの話。
「住都公団や都の住宅供給公社の空いているところを市が買い上げて、市営住宅の枠で提供できないか?」
境川ゆっくりロードにトイレ設置の話。
「コンビニにトイレ協力店として協力いただくことになっている・・・と言っても、利用者は何か買わなければ悪い、水も使うと思うと、トイレを借りにくい。市はあまりにも他人任せ、市がトイレをつくるべき」
市の情報を的確に市民に伝えるために広報を無料で届けての話。(すでに357件無料配布している)
「駅や郵便局、市民センター等、公共施設等160箇所においてあるというが、生活が大変で取りに行けない。」
体育施設を利用する際、高齢者の駐車料金の話。
「2時間100円だが、施設利用の準備時間、後始末の時間を考えると一回の利用時間が長くなる。健康で過すためにスポーツに励んでいる。利用料、安くできないか」

他の高齢者の問題、暑さ対策等についても、他の質問でも「こうしてくれ」「ああしてくれ」のおねだりの一般質問が多い。

どうも釈然としない。市民の様々な要望を考えるとき、問題を解決するために仕組みをどうつくるのかとか、市民で取り組んだ中、もっと発展させて政策として提案するといった話がない。何よりも、自治体がするサービスとしてどうなのか・・・の検証がない。

私は本当に困っている人に有効に税金が使われることを望んでいる。ただし、安易に何でも税金でサービスすればいいとは思わない。議員さんに聞きたい。財源はそんなにたくさんあるのですか?


追伸 そんなに広報が必要で届けたいのなら、リストくだされば市民を募って届ける組織つくり配ります。そうやって市民協働が育つんじゃないのかな。

K.K



がっかりした市議会一般質問

町田市議会『傍聴』初心者です。市議会『一般質問』を傍聴して気になったことです。

議員は自分の発言以外は無関心のように見受けられます。席を空けたり、後ろを向いて雑談したり、特に、居眠りは本当に見苦しい。質問内容が重複しているのも気になった。

が、もっと驚いたのが、発言者が

「他の人の質問と同じだから省略してもいいが、議事録に載らないのなら質問する」

といったこと。耳を疑った!! 何のための一般質問なのか?


『市議会だより』を一読していただけでは分からないことだった。
初めて議会傍聴した人の多くが、「もう行きたくない」と思っている事をしっていますか?
市民をがっかりさせる議会、本当に残念です。

M・M



このままでは行政になめられてしまいます!

『代表質問』ができないのか? いつも思います。

議員が議会ごとに、ばらばらに、思いついたように、『質問』するのでなく、会派として市民のための質問ができませんか? 質問がダブったり、十分な調査なしに、議場で初歩的な質問してみたり・・・ということがなくなります。

同じ政党でありながら、「広報を必要な人に届けろ」とか「広報は読まない」という発言がありました。「どっちなの?」といいたい。また、以前一般質問で石鹸の歴史を長々と説明されていましたが、同じように、大阪の2児の放置死事件についての長い説明も要らないと思います。思いは分かりますが、皆が知っていることですから・・・。これでは行政の方々になめられてしまいます。

町田市の問題としてもっと研究し、十分練った質問を期待します。


今回、近所の方に声をかけ一緒に傍聴しました。その方は驚いていました。居眠り、議場を出たり入ったり、他の議員さんの質問を聞いていない人が多い。政策の議論になっていない。次回も・・・というと「時間の無駄」と断られ、私にも、「もう行くのはお止めなさい」といわれました。

情けない話です。ほんとうに情けない話です。

けれども、私はやめません。議員さんは私たちが選んでいるのですから。


私には支持政党はありません。まじめに、こつこつと、おねだりではなく、市民生活向上のためがんばる議員さんを見つけるために傍聴しているのですから。

K・T



「福祉」の再考必要では?

「高齢者」の様々な問題が話題になっている。でも周囲を見渡すと、一般的には高齢者? と言われている「高齢者」が、至れり尽くせりの設備の整った施設で、「老後」を謳歌している姿をよく見かける。

自らの足や車でこうした施設に自由に出かけられる高齢者が、健康の為に、認知症にならないための予防にと、せっせと通う。それでもいつ寝たきりになるのか、いつ認知症になるのか誰にも分からない。

肝心なのはこの誰にも「分からない」時、からこそが本当の「老後」ではないのだろうか。ひとりで歩けなくなる、道が分からなくなる、今迄出来ていた当たり前のことが出来なくなる、寝たきりになる、こうなった時こそ援助が受けられる社会であって欲しいと思う。介護を余儀なくされる若い世代にとっても、まさに安心安全の社会になるのではないだろうか。


いつ手を差し伸べて欲しいのか、いつ手を差し伸べるべきなのか、市民も行政も一度考えてみてはどうだろうか。財政の厳しい中、あちらの市ではこんなことをしている、こちらの市では無料だと、福祉行政のバロメーターのように自治体が競って様々な施設、設備を整えている。市民側も、もっと低価格に、もっと使いやすくと、議員さんを通じておねだりをしているけれど、総人口の男性では5人に1人が、女性では4人に1人が65歳以上という超高齢化時代に少々我儘を言い過ぎているような気がしてならない。

65歳だから、70歳、75歳だからという線引きでなく、本当に助けを必要としている人、必要としている時に、分け隔てなく手を差し伸のべられるような「福祉」の在り方を考えてみることも必要になってきているのではないのだろうか。

F・T



町田市廃棄物減量等推進審議会(8月16日)を傍聴して

廃プラスチックの圧縮実験結果、大変興味深く聞きました。

私たちがいかに多くの、そして、たくさんの種類のプラスチック製品を使っているのか、いかに多くの化学物質の中で生活しているのかを再確認しました。圧縮などしなくともただあるだけで化学物質が出ている現実。実験データの公表と、今後のごみを減らす取り組みは全く矛盾しません。
(1)容リ法のルートに乗せるにせよ、単独でリサイクルルート(大変お金が掛かる)に乗せるにせよ、「リサイクル」とは名ばかりで、何れにしても処理が難しい現状と(2)だからこそ、プラスチックごみを出来るだけ出さない市民の努力と(3)国が、リユースビンの補助や、使い捨てでなく、長く繰り返し使える事のできる商品を応援する・・等など、環境にやさしい商品づくりや取り組みを応援する、といった産業界(事業者)への応援と働きかけをするよう求める等の積極的な姿勢で、審議会として公表してほしいと思いました。

次に、答申の基本理念、基本方針の議論の中で、気になることがありました。
「○○会議・・・といった新たな議論の場をつくる」といったことが、市民協働であるかのような話が出ていました。
「ごみゼロ市民会議以降、市民も行政も話し合うテーブルが無かったから進展していない」という話は、間違っていると思いました。

減量の施策がなかなか大きな動きにならなかったのは「目の前からごみがきえればいい」「手間のかかることはいやだ」という市民が多い中、市民の意識を変える取り組み、参加の仕組みが弱かったからです。職員のやりぬく意識も弱かったと思います。


市民・行政・事業者それぞれの立場で、どれだけ多くの市民を巻き込んだ減量の取り組みができるのか、率直な議論・・・具体的な政策と数値目標の議論をもっともっと、しっかりとして頂きたいと思いました。そのためには、事務局にたたき台を出してもらい、たとえば、農協で取り組むとしたらどうか、事業者はどう考えるか、町内会などではどうなのか、行政は政策として有効なのか、それぞれの立場で考えることが大切です。発言者が少なく偏っているは非常に気になりました。

議論の場は、まさに今この審議会です。

M・K

町田市廃棄物減量等推進審議会とは(町田市ホームページ)

部長の仕事目標・・・進化しているところ!?

部長の「仕事目標」 石阪丈一市長になって5回目の「部長の仕事目標」。以前は、知り合いの職員に仕事の目標を聞くと「えっ、目標?毎年同じことをするだけですよ!」「施策の立案・・・?施策って、トップから降りてくるものでしょう?」こんな声ばかり聞いていたので、この4年間注目してみてきた。

今年の広報(7月21日付け)は、わりとさっぱりしていたので、町田市のホームページを開き、市の取り組みから「部長の仕事目標」を見るとまたまた驚き!!

市長挨拶では3段落の文章の真ん中の部分、『今年度は、「部の使命(誰に対して、どのような価値を提供し、何を実現するのか)を達成するために必要なことは何か。」を明らかにするために、顧客(市民等)からの評価や、他都市・民間企業等と比較するとどうかなどの視点を取り入れました。こうして導き出した経営課題の実現に向け、改善・改革を強く意識したマネジメントを行っていきます。そうすることで、社会情勢の変化や緊急課題へ柔軟に対応できる組織へと成長していけるものと考えております。』とある。
そして、一、部の使命に目標が明記され、二、部の現状に顧客(市民等)からの評価や、他都市・民間企業等と比較が書かれている。(詳細:部長の「仕事目標」)

この記事を読んだ市民の皆さん! 興味・関心のある担当部局がどのような目標で動いているか・・・しっかりチェックしましょう!!


広報の方々、ただ仕事目標を掲載するのではなく、ねらい・特色を市民に伝えてほしいです。ブルーの太字のところが、昨年よりも『進化している』ところじゃないですか?

M・K



ごみ問題は啓発から実践の時代に

この夏、オランダ・イタリアを訪ねておや? と思ったことがある。立ち寄ったオランダのスーパーでも、観光地ベネチアのスーパーでも、レジ袋が有料になっている。会計が終わると店員がいるの? いらないの? という顔をするので、マイバッグを見せると、うなずいて終わり、思わず「へー」と思ってしまった。


ほんの数年前、町田のスーパーのレジ袋の廃止を目指して、チラシ配り、代替袋の調達、パネル書きをして、スーパー、行政、市民の三者で必死に飛び回った日のことを思い出し、感慨深いものがあった。

レジ袋の有料化は、日本のみならず、世界の常識になりつつあることを実感したが、廃止にふみきる所は、そうあるものではない。


最近、町田市で静かに普及しつつある、集合住宅、戸建用電動生ごみ処理機の取材に、昨年はフランス国営テレビ局、今年は中東からアルジャジーラ局がやってきた。生ごみの処理に悩んでいるのか、資源として活用しようと思っているのか定かではないけれど。オランダのとある町では、最近大きな生ごみ専用容器が各戸配布され、週1回、回収にくるという。メタン発酵させて活用するのか分からないが、あちらこちらで、何とかしようと動き出していることは確かである。

御託をならべているより、実践の時代に入ったのかもしれない。

F・T